「双眼鏡で星空観察会」をプロモート その6

今日も春霞の濃~い一日で、花粉も絶好調といった感じで、昨日以上に山が遠く見えます。

さて「双眼鏡で星空観察会」をプロモートシリーズです。

4.「双眼鏡で星空観察会」に必要なもの

「双眼鏡で星空観察会」を実施するのあたっては3章で述べた阻害要因を排除または回避するように機材の準備やカリキュラムの内容を検討する必要があります。

以下に準備すべきアイテムを紹介します。

4-1. 双眼鏡の使い方マニュアル

初心者の多くは双眼鏡の使い方を知りません。

自分で双眼鏡を購入し、バードウォッチングや星空観察等で活用している人でもないと、なかなか双眼鏡をじっくり触る機会もないですし、教えてもらわなければ、直感的に使えるものでもありません。

星空観察会だからといって、双眼鏡を渡していきなり暗い屋外に出て使い方を説明しようとしても、うまく伝えることが出来ません。

明るい場所(室内)でどこをどのように調整するか順を追って説明する必要があります。

双眼鏡として基本の使い方である
①目当て高さ調整
②眼幅調整
③左眼焦点調整
④右眼焦点調整(視度補正)
等を実機でする練習をしないと屋外でスムーズに星を見始めることが出来ません。

双眼鏡で地上風景を見る場合、色や形で「どこ」の「どの範囲」を見ているか判りやすいので、目的の対象を視野に導入するのは比較的簡単です。

ところが星空を観察する場合、比較するものが少なかったり、見慣れていなかったりで、目的の対象を視野内に導入するのが難しいことがありますので、導入のコツなども事前に講習しておく必要がありMS合う。

星を見る場合、対象が点なので手ぶれが地上の風景を見るときよりも気になりやすいです。

さらに双眼鏡を上方に向けるので地上風景以上に不安定な姿勢となり、ブレやすくなるので、十分な手ぶれ対策を講習しておく必要があります。

また、どんな天体をどんな着眼点で見るかといった伝えたほうが、実際に観察を始めてからいろいろな対象を各自で工夫して見てもらうことができます。

これらの内容をテキストにして配る必要はないと思いますが、観察会の事前講習として実施することが重要と考えます。

スター☆パーティでの観察会では事前にこちらのようなスライドで使い方の説明をしています。

ご参考まで

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 八ヶ岳の生活, 双眼鏡, 天文関係 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください