古人が見た星座の秘密 その1

今朝は雨でしたが、午後からは晴れ。

夜はビックリするほど星が綺麗で、こじし座、ろくぶんぎ座、コップ座など春のマイナー星座達が「見える、見えるぞ!」といった感じで普通に見ることが出来ました。

今日のようにもの凄く星が綺麗に見える日や、まあそれほどで無くても低倍率の双眼鏡を使って星座を辿っていると、時々面白い眺めに出会うことがあります。

星座が作られた頃は現代のように公害も光害も無く、今よりずっときれいな星空が見られたのだと思います。

また現代でも原始的な生活を続けているアフリカの狩猟民族たちは、もの凄く眼が良くて視力8くらいある人もいるといわれています。

星座を作ったのは羊飼いの人々だったという話がありますが、多分アフリカの狩猟民族並みに眼が良かったのではないかと推測できるわけです。

私たちが通常とても条件の良い空で見える一番くらい星が6等星だといわれていますが、古人たちにはもっと暗い星が普通に見えていたのかも知れないと考えると、双眼鏡を使わなければ見えないような星の並びも含めて星座を作ったのかも知れないという眺めに出会うのです。

古人ならば見えたかも知れないと思える星の並びを今の星座に当てはめると、偶然の一致と片付けるには都合のよすぎる眺めに出会うことが多いです。

このブログでは過去に「双眼鏡で星空を楽しむ」シリーズで断片的に紹介しているものも多いのですが、改めてシリーズ化して紹介したいと思います。

1.「尾ビレ」のある星座たち

1-1. やぎ座の「尾ビレ」

初秋に見えるやぎ座は牧場の神様パーンさんが、魔物に追われたときにヤギの姿から魚に変身しようとしてうまく変身できず、下半身しか魚ならず慌てている姿が星座になっているといわれています。

実際の星空で見ると逆三角の星の並びがあって、まあなんとなく上の星座絵が想像できなくも無いといった感じです。

でも双眼鏡で左側のお尻(δ星)のあたりを見ると、普通の星座線で結ばれる上に三角形の星の並びがあり、尾ビレがあるように見えてきます。

また逆三角で結ばれた星座線の左下内側(ζ星のあたり)には、変身しきれずに縮めた後ろ脚があるようにも見えてきます。

今よりももっと暗い星が肉眼で見えたら、そんなところまで考えて変身し損ねたヤギさんを想像して星座を作ったのかも知れないと思うのです。(続く)

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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