今日もまあまあの良い天気。
日向では汗ばむほどでしたが、夜には曇ってしまいました。。
今日も火星ネタ続きです。
今日は火星を見るのに適した望遠鏡とは? そしてスタパの望遠鏡についてお話します。
さて、火星を見るのにどんな望遠鏡で見ればよいのでしょうか?
今年の火星は大接近といっても最大のときで満月の75分の1の大きさしかありません。
満月の模様を見てウサギに見えるとかカニに見えるとか言いますが、それを詳細にスケッチでもしようかと思うと意外に小さくてうまくいきません。
少なくとも満月の大きさの2~3倍くらいの大きさがないと細かいところまでは見えないでしょう。
倍率で言えば200~300倍くらいがほしいところです。

1988.08.08 14h48m(UT)
C.M.=187.7 De=20.8 Dia=18.3″
28cmシュミカセ Or7mm(400倍)
1988年の(準)大接近の時に採ったスケッチです
視直径が18.3″と小さいですがかなりいろいろな模様が見えていました
倍率さえあればどんな望遠鏡でも良いのかというと、断じて絶対違います。
冷静に考えていただければわかることなのですが、対物レンズが小さい望遠鏡と大きい望遠鏡とで同じ倍率にしたとき、当然ですが大きい望遠鏡のほうが明るく見えますし、解像度もずっと高くなります。
だいたい口径のミリ数の2倍以上の倍率にしてしまうと優秀な光学系でも像が暗くなったり、ボケてしまったりして、それ以上の倍率にしてもかえって良く見えなくなると言われています。
小さな口径の望遠鏡なのに300倍とか500倍だのとやたらと高倍率なのを売り物にした望遠鏡がいまだにネットや街で販売されていますが、間違ってもそういった品物に手を出さないようにして下さい。
スタパの40cm望遠鏡でも400倍以上はめったに使いません。
数万円で買えるレベルで300倍以上の倍率は光学的に出たとしても、素人が扱いきれるものではありません。
そういった(高倍率を売りにした)望遠鏡に限って、低倍率でもろくに見えない製品であったりします。
話が少しそれましたが、そんな訳で火星を見るための望遠鏡の口径は最低でも10cm、できれば15cm以上がほしいところです。
(5cmの望遠鏡でも大接近のときであれば模様を見ることはできますが、結構熟練と忍耐が必要になります)
次に口径さえあれば良いのかというとこれもそうでもありません。
火星を観るのには上記のような口径の許す限りの高倍率がほしい訳ですが、
比較的楽に高倍率を得ようとすると焦点距離ができるだけ長いほうが有利になります。
また、焦点距離が長いほうがレンズの収差(ボケ)も少なく作りやすいため、火星を観るのには適しているといえます。
最近販売されている望遠鏡は、扱いやすさや可搬性、収納性を重視するあまり焦点距離をどんどん短くする傾向にありますが、こういった望遠鏡はあまり火星向きでないと言って良いでしょう
さて、スタパの望遠鏡はどうなのでしょう
前にも書きましたが、スタパオーナーは1971年の火星大接近(今から3回前)から天文に深くのめりこんだ人です。
突き詰めれば、火星を良く観たいばっかりに望遠鏡を大きくしてきて、ついにはペンションまで始めてしまった・・・といってもある意味過言でありません。
火星がもっと良く見るようにと望遠鏡を集めて来たので、スタパには大きめな望遠鏡がたくさんあるのです。
ボウエン戦隊シュミカセンジャーと呼んでいる望遠鏡群で、口径のわりにお値段が安くてコストパフォーマンスに優れた望遠鏡達で大接近を迎える火星を待ち構えているわけです。
もちろん一番楽しみにしているは私自身ですがね・・・

