今日は晴れのち曇りで涼しい一日でした。
今日も秋の星空探訪シリーズを続けます。
秋の星空探訪(スタパ流) その9
アンドロメダ座付近を楽しむ(望遠鏡編)
アンドロメダ座と言えばなんといっても「アンドロメダ銀河」(M31)です。
私たちの銀河系のすぐお隣の銀河なので見応えは充分。
ただしとても大きな天体なので最低倍率が100倍の40cm望遠鏡では中心のほんの一部分しか見ることができません。
眼視では上の写真ほどハッキリ判りませんが、それでも中央のバルジと暗黒帯が見えてきます。
そして40cm望遠鏡だとM31の伴銀河M32,M101を見ることができます。
M32は小さな楕円銀河といった感じに見えます。
M101はおとめ座付近のヘタな銀河よりも遙かに銀河らしく見える立派な銀河です。
条件の良い時には意外にお勧めな銀河です。
M31を見たらセットとしてM33を見たくなります。(アンドロメダ座のすぐ隣のさんかく座にあり、わりと見つけやすいところにあります。)
M33はフェイスオンといって銀河を上から見る形で、見かけ上星の厚みが薄いため非常に淡いです。
肉眼では最高の条件の時で中心バルジが判り、腕部分が視野いっぱいに何となくモヤモヤ見えると言った感じになります。
アンドロメダ座にはもう一つ条件の良い時にはわりとハッキリ見える銀河があります。
NGC891という銀河を真横から見て暗黒帯が見えるエッジオン銀河です。
暗黒帯がハッキリ肉眼で分かる数少ない銀河の一つです。
アンドロメダ座には二重星として外せないアルマク(γAnd)があります。
金色と水色の一対で、有名なはくちょう座のアルビレオに似た配色であることから秋のアルビレオとも呼ばれています。
本家(?)アルビレオよりも離角が小さいので大口径の望遠鏡のほうが見やすいこともあり、スタパの観察会では定番の二重星です。
二重星ついでにお隣おひつじ座のγ星も見応えのある二重星です。
ほぼ明るさの等しい白い星が非常に接近して並んでいる様子はとても可愛らしいです。