今日はやや雲の多い天候。
かなり間が開きましたが望遠鏡入門講座、接眼レンズの続きです。。
第三章 接眼レンズ
3-1. 接眼レンズの基本性能
3-2. 接眼レンズのスリーブ径と構造
1)スリーブ径
2)構造と仕組み
3)種類と特徴
接眼レンズには様々な種類があります。
望遠鏡を購入したときに付属される接眼レンズ以外のものを購入しようとしたときに、あまりにたくさんありすぎてどれを選んだら良いか判らなくなります。
一概に分類するのも難しいのですが、大まかに分けると次のような分類になります。
a) 古典的接眼レンズ
b) スマイスレンズ系接眼レンズ
c) エルフレ系接眼レンズ
以下これらについて簡単に解説します。
a) 古典的接眼レンズ
古くからあるわりとレンズ構成の単純な接眼レンズで、望遠鏡をセット購入するときに付属されることが多いです。
特徴としてとにかく安価であることが大きいのですが、価格のわりに充分に良く見えるものが多いです。
代表的な接眼レンズのレンズ構成(模式図)を以下に示します。
特にオルソやプルーセル(プローゼル、プレッスルと発音することもある)は接眼レンズ自体の色収差もよく抑えられてとても良く見えます。
総じて覗くための眼の位置(アイポイント)がわりと寛容で、ブラックアウトしにくいのも大きな特徴で、初心者にも扱いやすいといえます。
ただし見かけ視界が狭くて(50°未満が多い)アイレリーフが短めなため(特に高倍率では)メガネを使用して覗くことができないものが多いです。
(続く)