今日はやや雲の多い一日。
さてカメラ業界ではここ数年カメラと三脚を固定するのにアルカスイス互換プレートを使用することが多くなってきました。
「互換」とはいえ微妙に互換じゃなくて取りつかない組み合わせがあったりして困ることも多いようなのですが、かなり重量級のカメラでも確実にガッチリ固定できるシステムであることから多くのメーカーが採用するようになりました。
望遠鏡でも比較的小型なものなら充分使用に耐えることからボーグなどではわりと早くから取り入れているようです。
望遠鏡の業界は未だにビクセン互換のアリガタ・アリミゾ方式が主流ですが、小さな鏡筒の場合明らかにオーバースペックでごつい感じが否めません。
と言うわけで小型鏡筒を気軽に換装できるようにアルカスイス互換プレートのシステムを検討してみることにしました。
今回購入したのはこちらの2セット。
平形プレートと、L字プレートです。
平形プレートは前後の可動範囲が大きいので、鏡筒の前後方向のバランスが取りやすいです。
プレートの厚みもビクセン互換よりもだいぶ薄いのでよりバランスが取りやすいです。
重量的にも数キロ(鏡筒の長さにもよりますが、私の感覚的には5キロくらい)までは充分使えそうです。
今回L字型プレートも用意したのはフィールドスコープなどのように上から覗くようなタイプと組合わせると使い勝手が良くなることが予想できたからです。
ミードETX90の鏡筒では鏡筒側に天頂ミラーが内蔵されているのでL字プレートを介した方が覗きやすいです。
鏡筒側にカメラネジが付いていれば簡単に換装が可能なのも嬉しいですし、逆にカメラネジ1本で固定できないような重量級の鏡筒は付けられないと、あきらめが付きやすいです。
このアルカスイス互換プレートには目的に応じた様々な形状があるので、いろいろ組み合わせを考えるもの楽しそうです。