今日は曇りがちの一日で夜はすっかり曇空。
さて昨日の続き、ネットオークションで入手したジャンクな望遠鏡(ビクセンSP赤道儀(三脚付)と口径80mm、f910mmのアクロマート鏡筒セット)のレストアです。
まずは対物レンズ。
クモリや汚れ、コーティングの焼けが激しかったので分解清掃をしました。
結果はこちら(清掃前後で違いがわかりやすくしました)。
第2面と3面にあるコーティングの焼けを復旧する事はできませんでしたが、クモリや汚れはほぼクリアになり、実用上は全く問題のないレベルになりました。
写真には写っていませんが、第2面と3面の間に発生するニュートンリングも綺麗な同心円状に見えていたので、性能も期待できそうです。
十字線が無いファインダーは手持ちの中から同サイズの物に交換しました。
十字線貼り替えは別の機会に試したいと思います。
鏡筒全体をきれいに磨き、キズ以外はかなりきれいになりました。
ドロチューブも磨いたら、かなり輝きが戻った感じです。
元々の接眼レンズアダプターが24.5mmサイズだったので31.7mm径の物に交換しました。
赤道儀も清掃・サビ落とし、欠品ネジ類、バランスウエイトの追加、などでかなり小ぎれいになりました。
付属していたモータードライブの給電方式が古い5ピンタイプで動作確認ができませんでした。(残念!)
三脚も汚れ取りをして、開き止め金具を着け直しました。(サビは完全には取れていないですが、触って手に付かないくらいにしてあります。)
アクセサリートレイとして純正の三角板が欠品でしたので、手持ちの三角板を着ける事を考えたのですが、純正のを着けてしまうと三脚の開き角を調整できず取り回しが悪くなるので、簡易的なトレイを取り付けました。
で、全部組み上げた姿がこちら。
ポルタなどより三脚の縮長が長めでとてもスマートな感じです。
口径8cmの屈折赤道儀ってかなり存在感があり、置いてあるだけでちょっとワクッとします。