今日は曇りのち雨、星見は少しお休みです。
昨日の電視観察の練習の続きです。
昨日はSE-AT100NとLX200-20の架台に85mm/F1.4のレンズ+CNMOSカメラ(QHY5Ⅱ-C)を載せて導入動作の確認をして、何とか使えるようになるところまで(やっとの事で)漕ぎ着けた感じでした。
そこで気をよくして、今度はCMOSカメラをLX200-20に直接繋げてどのくらい写るのかの確認をして見ることにしました。
スタパにあるLX200-20はD203mm/f1280mmというF10が基本のシュミカセとしては少し珍しい機種で、これに0.33倍レデューサーを組合わせるとF2.8くらい迄明るくすることができます。
理論上はF2.0くらい迄できることになっているのですが、ピント合わせ範囲の関係でこのくらいが限界のようです。
視野角を犠牲にした素子面積の小さなCCDカメラ専用ともいえます。(m4/3やAPS-Cでも使えますが本当に中央のごく一部分しか使い物になりません。)
まあそれでもこのクラスとしてはかなり明るい光学系なので電視観察向けといえます。
まずはこの組み合わせでどのくらいの範囲が写るのかを確認する意味で満月を少し過ぎた月を映してみました。(Windowsノートを使用しShrapCapを使用しました。)
左右がギリギリ収まっているので、35mm版相当で3600~3800mmくらいの画角になっている感じでかなり視界が狭いです。
強烈に短焦点化しているのにまあまあのシャープネスなのですが、このくらいの焦点距離になるとシーイングの影響もかなり大きくなりそうです。
とりあえず旬のM13(ヘルクレス座球状星団)
画面上にもわりとこれに近い状態で見えていましたので、リアルタイムに楽しめそうな感じです。
お次はM57(こと座のリング状星雲)
画面上で色は分かりませんでしたが、充分に見えていました。
まだまだ課題はたくさんあるのですが、だいぶいろいろな手法で楽しむことができるようになってきました。
オーナー様
球状星団をリアルタイムでこのサイズで表示できるとは。。
この組み合わせはすごくいいですね。
ミードのF6.3仕様も0.33レデューサーもすでに絶版になって久しいですが、小さなセンサー専用と割り切って使うと確かに電視観察向けですね。
今ならセレストロンのRASAあたりが狙い目なのでしょうが、ミードの中古なら架台三脚セットで10万円以下(5~7万円程度)で入手できるので検討の余地はありますね。