今日はとても良い天気。
スタパ裏のコナシとツツジが満開です。
富士山もクッキリで、だいぶ冠雪がまばらになって来ました。
さて今夜も電視観察の練習でしたがカメラレンズ+CMOSカメラでLX200-20を制御して導入の確認をしました。
例によって途中まではまあまあうまく動くのですが、途中で何か間違った操作をしたためか、望遠鏡側が反応しなくなってしまいました。
そんなこんなをやりつつ、この時期旬な球状星団をいくつか撮ってみました。
機材は昨日紹介したLX200-20(D203mm/f1280mm)+0.33レデューサー+OM-D E-M10です。
(経緯台追尾です。)
昨日はm4/3だと周辺像が使い物にならないと書いたのでどのくらい使えないかの確認も含めて撮ってみました。
まずは私が球状星団の中で一番好きなへび座のM5。
周辺部がベールのように淡く広がっていてとてもエレガントに見える星団です。
次はさそり座のM4。
とてもまばらで散開星団にも見えてしまうのですが、写真だと明らかに球状星団であることが分かりますし、全体が赤っぽい感じで老人星が多い星団であることが分かります。
上記2点はISO1600/30秒露光、1枚撮りトリミングなしです。
最後はヘルクレス座の王者M13です。
こちらはISO3200/30秒を8枚加算合成しています。
トリミング無しでこのサイズくらいならギリギリ我慢できると言った感じです。
大延ばしの観賞用には全く向かないので、やはり電視観察専用ですかね
オーナー様、こんばんは。
M5はいいですね。球状星団の中では眼視でも一番スッキリ見えるので、私もとても好きです。
また、M4をこれだけコントラスト良く撮るのは難しいと思います。光度が低く好シーイングに恵まれにくいし、全体的に暖色系で眼視でも写真でもイマイチ辛い対象ですが、これは素晴らしい写真です。
眼視で球状星団を見る場合、大口径でつぶつぶが分離したダイナミックな姿も迫力があり素晴らしいですが、私は小口径での蛍の光のような幻想的な姿もとても好きです。
小澤さま
ありがとうございます。
昨晩の月出前はことのほか空がクリアで高度の低いところまできれいに星が見えていましたので、M4がきれいに写ってくれました。
皮肉なものですが、今年はコロナの影響で経済活動が滞っているためか空が例年より澄んでいる気がします。
(ゲストがいないのに妙に晴天率が高いのもさらに皮肉なものです・・・)
去年くらいからいろいろな口径の望遠鏡で星を見ることが多いのですが、望遠鏡による見え方の違いを楽しむというのも面白いです。
予想外に小口径の屈折が良く見えて驚いたり、逆に口径の威力に感激したりと、口径なりの楽しみ方がいろいろあると感じています。