ホントに超入門 「望遠鏡の使い方」-14:望遠鏡に触るな!

スタパ周辺は黄葉が絶好調!

 

黄色がメインですが赤も所々にあってきれいです。

 

さて超入門シリーズ、今日は「望遠鏡に触るな!」です。

「触るな!」というと「ぢゃ、どうやって操作するの!」と叱られそうですが、
もちろん操作するときは触って下さい。

でもそれ以外のときは、できるだけ望遠鏡に触れないというのが望遠鏡で星を
見るときの鉄則です。

望遠鏡というのは通常最低でも30倍くらいの倍率で見るのが普通ですが、
倍率が30倍ということは、ブレや振動も30倍に増幅して見えることに
なります。

いっぽう人間というのは、どんなに動かないようにしても、かなり動くものです。

たとえば、両手の人差し指をそっと近づけて、1mmの間隔で離したまま指同士が
くっつかないようにしてみて下さい・・・

どうです? 意外に指の間隔がプルプルと増減しているのが分かると思います。

そっと望遠鏡に触っているつもりでも、この動きが30倍に増幅されると思えば
どれほど星を見るのに悪影響を及ぼすか想像ができると思います。

特に小望遠鏡では架台の強度が低く、重量も軽いため、身体からの振動を大きく
受けます。

ピント合わせのところでも書きましたが、ピントを合わせるためにノブに
触れたり回したりすると、視野内の天体はブルブル動いてピントが合っているか
どうかなんて全く分からないほどです。

ピント合わせの微調整のところでは、ほんの少しノブを回したら、振動が
収まるまで待ってピントを確認してから、また回すといった作業の繰り返しが
必要になります。(これ、結構慣れないとうまくできない作業です。)

望遠鏡を覗くイメージというのは、海賊がガッツと鏡筒を両手でかかげ持って
見るようなイメージがあります。

小さいお子さんは黙ってみていると、必ずといって良いくらいこれをやります。(^^;)

まあ、手持ちで見る場合はしょうがないですが、架台に載せて見る場合には
ピント合わせや、接眼レンズの交換、星の追尾など、どうしても触らなければ
ならないとき以外、いっさい望遠鏡に触れないのがお約束です。

ところで望遠鏡に触らないようにして接眼レンズに目を近づけると、意外に
身体が揺れていて、(特に不自然な姿勢のときは)うまく覗くことが難しいように
感じるときもあります。

こんなときは、椅子に腰掛けて覗くとか、何か(望遠鏡以外ですよ)につかまる
とかして、できるだけ身体を安定させてみるようにして下さい。

こういうと、ときたま望遠鏡の三脚につかまっている人がいますが、これもNG
ですので念のため・・(^_^;)

蛇足ですが・・・

スタパの40cm望遠鏡くらいの大型になりますと、ピント合わせくらいは
覗いたままほとんどブレずに行うことができます。

でも、ときたま「なんか揺れるな~」と思って眼を外すと、反対側で望遠鏡に
寄りかかっているお客様がいて困るときがあります。

大きな望遠鏡でも観察中はできるだけ触れないのがお約束ですのでよろしく・・・

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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