SVBONYのフィールドスコープSV46Pを使う その4

今日日中は少し雲のある天候で暖かでしたが、夜は良く晴れました。

月は明るかったのですが、気温が下がり空はかなりクリアな状態になりました。

さてSVBONYのフィールドスコープSV46Pは同社のSV406Pと光学的スペックはほぼ同じものの、接眼レンズが交換できません。

このためSV46Pを使って写真を撮るとなると、眼の代わりにカメラを覗かせて撮影する方式(コリメート方式といいます)が現実的な撮影方法になります。

野鳥撮影などで多く使われるコンデジとスコープを組合わせるデジスコと呼ばれる方式です。

写真はコンデジのかわりにSVBONYのCMOSカメラSV305を取り付けています。
(CMOSカメラにレンズを取り付けないで撮影する手法もあるのですが、センサーが小さすぎて写る範囲がとても狭い=超望遠になってしまうためあまり現実的ではありません。)

部品構成は以下の通り

左から、CCTV用カメラレンズ(6mm/F1.2)を取り付けたSV305、純正カメラアダプターSV123、 SVBONY1.25インチ(31.7)-M42X0.75アダプター です。

CCTV用カメラレンズは31.7mmのアダプターに挿入するため外周にフェルトを巻き付けてあります。

この方式で撮影するときの難関が光軸合わせ。

かなり気を使ってピッチリスキマ無く各部品を取り付けても、PCでモニタすると写野が均等な明るさになりません。

0.5mmズレただけでこんなふうになったり

ネジの締め加減だけでこうなったり・・・

まだ完璧では無いですがこれくらいが妥協点かな?

接眼レンズからカメラまでの適切な距離も倍率により変化するので一筋縄では行きません。

昼間ならモニターを見ながら何とかなるのですが、天体は基本バックが黒なので事前に明るいところで上のような調整をして(あるいはフラット画像を撮影するためのライトBボックスのようなものを用意して)から撮影する必要があります。(続く)

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 天体写真, 月・惑星, 望遠鏡・機材 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください