スタパの近隣もすっかり冬枯れの雰囲気・・・
妙に暖かい日が続き昼間は良い天気だったのですが、夜になって久々の雨。
明日の夜あたりから冷え込みそうです・・・
さて、超入門シリーズ、「赤道儀について」の続きです。
前回は赤道儀の使い方をより深く理解して頂くために、赤道儀の使い方の基本
となる設置のしかたの考え方について説明しました。
初心者にとって「赤道儀は設置が難しい」ものと思われがちで、分かって
いただこうと前回のような説明をすると、よけいに引いてしまう人がいるかも
知れません・・・(^_^;)
でも、これはあくまでも考え方であって、長時間露光や望遠レンズで天体写真
を撮りたい場合以外はそれほど神経質に極軸の調整をしなくても大丈夫だと
いうことを覚えていて頂きたいのです。
極端な話、極軸がだいたい北極星の方向を向いていれば、経緯台の2軸を常に
調整し続ける忙しさから解放されます。
目分量のだいたいですから北極星から10°は離れていないというレベルです。
これでも数分に1回赤緯軸を調整するだけで、あとは赤経軸の操作(モーターが
付いていればこの操作は不要)だけで天体を視野内に収めておくことができます。
もしあなたが使う望遠鏡に極軸望遠鏡(注)という部品が付いていればラッキー!

(注)極軸望遠鏡:極軸を精密に天の北極に向ける調整を行うための望遠鏡で、
中空に作られた赤経軸の中に入れて使います。上は極軸望遠鏡を覗いたときの
一例ですが、各社方式が違いますが、北極星を目印に使い調整をします。
精密に極軸の調整をしなくても、極軸望遠鏡の中央に北極星が来るように調整
してあげれば、30分以上赤経軸の操作だけで天体を追尾することができます。
極軸望遠鏡がなくても、ビクセン系赤道儀のように赤経軸が中空になっていて
後から極軸望遠鏡が取り付けられるようになっているタイプでは、中空の穴
から覗いて、北極星がだいたい中央に来るように調整してあげるだけでも、
充分快適に使うことができるはずです。(下の写真は極軸望遠鏡のついていない
赤道儀の赤経軸を覗いたところです。)
また、このレベルで赤道儀の上に広角系のカメラを載せて2~3分の露光
時間で星景写真を撮っても、ほとんど星が流れずに写すことができます。
このようにあまり精密に設置をしなくても、ほとんどの場合は充分実用になり
ます。
ひとつの天体をじっくり観察したいとか、何人かで交代で見る場合に経緯台
よりも圧倒的に便利ですし、月の写真をデジカメで撮るような場合でも、
経緯台よりも遙かに使いやすいです。
赤道儀は初心者向けではないと脅されて躊躇された皆さん。
月や惑星を一通り見て、望遠鏡の扱いに慣れたら、ぜひ赤道儀にチャレンジして
見て下さい!
それにしても、小望遠鏡向けの安価で、良質で、軽量な赤道儀が欲しいですね・・・

