ZWO ASI AIR-PROを使う その4

5月29日、31日と2晩晴れてくれたおかげで現有機材とAIR-Proの組み合わせでの動作検証と練習がひととおり良好にできました。

でもって笑ってしまったのは後処理。

上は40cm望遠鏡+0.6倍レデューサー(≒fl2500mm)+ASI533MC(-10℃冷却)、40スタックの写真です。

通常だと撮影後にPCにデータを移動させてからfit画像をステライメージなどの画像処理ソフトで加工します。

従来はスタック(重ねあわせ)も後処理だったのですが、本システムでは撮影した時点でスタックが終わっていてかなり楽ではあるのですが、それでも撮影後明け方近くなっての作業は億劫になります。

でも上の写真、私の場合撮影したタブレットからGoogleフォトに自動的にアップされようになっているのですが、Googleフォトの補正機能で簡単に上のような画像に仕上げることができます。

まずはGoogleフォトで元画像を開いて、

編集ボタンを押します。

補正ボタンを押すと、一気に星雲が浮かびあがります。

さらに調整ボタンを押して、明るさだのコントラストだのその他いろいろなボタンを押しながら調整して行くと、あまり苦労しなくても冒頭のような画像ができてしまいます。

本当にそれだけでいいのかョ!という感じもしますが、「楽ちん上等!」かと・・・

ドンドン貯まって行く重~いFIT画像の立場はどうする? という気もしますが、いつか必要になる日も来るかと保存することにします。

さて今日、日中は曇りの天候。

現在スタパではお隣の雑木林からミズキ(写真右端の白い花の木)の花粉が降り注いで、ウッドデッキなどは近くで見ると黄色い幕が掛かったようになるほどです。

この花粉が落ち着いたら40cm望遠鏡の補正レンズのお掃除の時期になります。(実は花粉は夜も降り続いていて、観測中の補正レンズにも無視できないほど積もります。結構粘着性があるのでブロアーでは吹き飛ばせないので、年に一度のレンズ清掃をこの時期に合わせています。)

夜は曇りの予報でしたが、雲が薄い時間があり何とか星を見ることができました。

梅雨に入りそうで入らない微妙な天候が続きます。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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