今日は終日曇り空。
雨は降らない予報でしたので日中は真面目に庭仕事。
夕方からは古スコのレストアをしました。
ビクセンのD80mm/f910mmの定番鏡筒A80Mです。
少なくとも20年以上前(もしかすると30年以上前)の製品ですが、メイドインジャパンのしっかりしたオール金属鏡筒です。
この鏡筒前にも一度軽くレストアしたのですが今回は実戦投入を前提に整備します。
とは言え残念なことにレンズの第三面にコーティングの剥がれがあるのと、第一面には非常に細かい(よく見ないと気付かないレベルの)キズがたくさん付いているのを改めて発見してしまいました。
まあ見え味にはそれほど差がないだろうと決め込みレンズの外周に黒染め加工(マジックインキでベタベタ塗るだけです)をして組み直し。
塗装部分は樹脂用コンパウンド、メッキ部分は金属用で磨きます。
キズや打痕がたくさんあるので新品同様とは言えないのですが、ヌメッとした輝きが何ともそそります。
ドロチューブの動きなどはガタもなく全く古さが感じられないので、見え味もポルタⅡA80Mf並みに見えてくれたら嬉しいです。
それにしても古スコをレストアしているととても気持ちが安らぐのは気のせいか・・・
(病気だからか・・・・)
オーナー様、こんばんは。
実は前から思っていたことなのですが、焦点距離910mmと言うのがビクセン独自の規格なのかなと。
特に古スコは、口径6cmのものも8cmのものも、焦点距離910mmの機種がすごく多いです。6cmのイカルスとか8cmのポラリスとか、オズマとかみんな910mmです。これは他のメーカーには見られない規格ですね。F値を決めるのではなく、焦点距離を同じ規格にすると言う発想ですね。
これは非常に面白い特徴だと思います。
小澤さま
そういえば910mmというのは不思議ですが面白い焦点距離ですね。
でも口径が違っても同じ接眼レンズだと倍率が同じというのは覚えやすくて良いのかも知れません。