CMOSカメラ「Player One Neptune-C Ⅱ」を使う その4

夏休み最後の週末の今日は終日好天に恵まれ久々に天の川がバッチリ見えました。

暑さも峠を越えた感じで日射しは強いですが風はとても爽やかで夜はかなり涼しくなりました。

さて一昨日の晴天、おかげでたくさんの成果物ができていますので順次紹介して行きます。

上は星景写真パートで昇り始めた月明かりで雲が虹色に輝いた一瞬を油絵風に処理してみましたものです。

夏の夜の涼しげな感じが出たかな・・・

さて本題、26-27日の夜は新鋭CMOSカメラNeptune-CⅡをいろいろ試したのですが、望遠鏡や光学系による月の写り方についてテストしました。

まずはEAA用と考え赤道儀化したAZ-GTiに載せたセレストロンC5+0.33Xレデューサーでの月。

画面上に月全体がちょうど収まり、画面で見る限りは充分な解像度でクレーターなどが観察できます。

これを処理したのがこちら、

像は少し甘い感じですがとりあえずは絵になっています。

次はZenistarSD66(D66mm/f388mm)直焦点。

C5+レデューサーに近い焦点距離で月全体が収まりますが、直接焦点なのでとてもキレが良いです。

最後はビクセンのED102S(D102mm/f660mm)直焦点。

実はこの焦点距離だと月が大きく写りどうやってもワンショットでは収まりきれないので北側と南側をモザイク合成しているのでかなり細かいところまで写っています。(拡大して見てね)

SD66とED102Sの画像は30秒程度の動画をスタックしRegiStaxで処理しています。

予想通りと言えば予想通りの結果です。

今回赤外域感度の高いNeptune-CⅡを使うのでIRパスフィルターを用いての撮影もしたのですが、あまり良い結果は得られませんでした。

今回は屈折系の鏡筒ばかりだったのと使用したフィルターが685nmカットタイプで帯域が広すぎたのかも知れません。(可視広域でアポクロマートでも赤外域のフォーカスは考慮されていないのかと・・)

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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