SVBONYのフィルターホイールを使う その1

今日も曇りのち雨の天候でした。

惑星の撮影やEAA(電視観察)などでフィルターを多用することが多くなってきたので、SVBONYのフィルターホイール(1.25インチ、手動)を入手しました。

今回はセール中でセット売りで「UHC」、「CLS」、「UV/IR」の3種のフィルターと、ダーク画像撮影用のフィルター(というよりフタに近い)を合わせて入手しました。

本体を裏返すと4本のビスでフタが固定されています。

これを付属の六角レンチで外すとフィルターホイールにアクセスできます。

フタは外さなくてもフィルターの着脱は可能ですが、外した方が安心して交換ができます。

ホイールは前後で挟み込む形なのでこの状態では特に固定されていません。

ホイールを外して裏返すと・・

適切な位置でクリックストップさせるための板バネがあり、ホイール側に小穴が空いているのが分かります。
(この状態で見える数字と実際に窓から見えるフィルターにはズレがあるので注意。)

今回入手した4種のフィルターと以前からあるIRパスフィルーターを加えて5つの席が埋まりました。(ホイールケースの厚みの関係上2枚を重ねてセットすることはできません。)

ホイールケースの両端にはM42の雌ネジが施されており、必要に応じ付属のアダプターリングで望遠鏡とカメラなどの仲立ちをします。

上は前後に31.7mmの接眼アダプターを付けた場合。

このセットはコリメート撮影などの時に有効だと思います。

接眼側をM42の雄ネジにするアダプターを付けた状態です。

回転防止用ロックリング、厚みが薄いのと径が小さくて操作しづらいです。

CMOSカメラなどを直に取り付ける場合に使います。

Tリングを介して一眼レフなども取り付け可能ですが、フィルターが31.7mmなのでフルサイズやAPS-Cではケラレがでます。

望遠鏡の焦点距離にもよりますがm4/3であれば使えそうです。

シュミカセなどへの取付けはシュミカセ標準のカメラアダプターを用いれば特に問題無く取付けできます。

望遠鏡への取付けやカメラの取付け手法はこれ以外にもいろいろあると思いますが一例として・・・

うまく活用して効率よく撮影ができるようになるのではと期待しています。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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SVBONYのフィルターホイールを使う その1 への2件のフィードバック

  1. 大石 賢 のコメント:

    スタパオーナー様

    フィルターホイールのご紹介、ありがとうございます。

    星雲観望の際、光害カットフィルターやUHCフィルターの付け替えを
    面倒に感じていたので、早速注文しました。

    先日、お知らせいただいたZoomアイピースを使用しましたが、たいへん覗きやすく
    低倍率の視野の狭さも気にならず、付けっぱなしで使用しています。

    今後も有用な製品のレビューを楽しみにしています。

  2. スタパオーナー のコメント:

    大石様
    参考になって何よりです。
    フィルター交換には便利になる一方で重量増とか架台との干渉とかいろいろクリアにしないといけない悩みも増えるかもしてません。
    それを差し引いても便利とは思います。

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