今日は晴れのち曇りのち晴れのち曇り(ようは晴れたり曇ったりですが、20時~21時だけ晴れました。)
さて昨晩も良く晴れてくれたおかげで久々に40cm望遠鏡で星を見ました。
とは言え月が明るかったのでとりあえず木星。
スタパとしては中程度のシーイングでしたが、平均的なシーイングだとやはりこの程度しか撮れない土地柄のようです。(これでも近赤外画像とカラー画像でL+RGB合成しているのですが・・・)
惑星は厳しくても月なら・・と思い満月は近いのですが月のクローズアップを撮ってみました。
40cm望遠鏡直接焦点にNeptune-CⅡ+IRパスフィルーターを付けた場合の効果を検証してみました。
月面で最も眺めが美しい虹の入り江あたりを撮影して等倍切り出ししたものです。
上が普通のRGB撮影で下が近赤外域での撮影です。
ほぼ同じ処理をしていますが明らかに赤外画像の方がキレが良くなっているのがわかります。
月の表面は事実上ほとんど無彩色(太陽の強烈な直射光で退色しているからです)なので赤外のみでモノクロの画像にしても違和感がありません。
というわけでこれに気をよくして、普段あまりじっくり見ない満月近くの縁の部分を撮影してみました。
月面北部(上下が逆です)の縁を3枚連続で、
嵐の大洋:ケプラー(左の光条のあるクレーター)からヘベリウス(欠け際の大きなクレーター)周辺
欠け際ではないですが危機の海。
最後に欠け際でも縁でもありませんが月面上最も顕著な光条の中心にあるティコクレーター付近
いずれも3000フレームをスタックしてRegistaxで処理しています。
画像としてもそこそこ写っていますし、撮影中にモニター写し出された映像を眺めているだけでもとても楽しいです。
実はもっとたくさん眺めていたのですがモニターを眺めるのが楽しくて撮っていない方が多かったです。
なんだかハマりそうな予感です。