LEDポインターの研究 その3

今日日中は雲の多い天候でしたが、20時過ぎには何とか星の見える天候になりました。

さてLEDポインターの続きです。

レンズ式のLEDポインターに用いる集光用レンズとしてお奨めなのは乗用車用プロジェクター式ヘッドライトのレンズです。

これまで何度も書いていますが、焦点距離が60~70mm程度でF値が1.0前後の非球面という仕様がLEDポインター用として適切であるのと、ネットオークションなどで中古品が1000円程度で入手可能だからです。

光ムラを軽減するため少しぼかしを入れる加工がレンズ自体に施されていることが多いので焦点像も少しボケますが許容範囲です。

欲を言えばあと20~30mm焦点距離が長いと良いのですがF値とレンズ径の関係から難しいです。

任意の焦点距離を得るという意味ではカメラレンズを使用する方法もあります。

ただしこの場合F値が2未満のレンズでないと光束の利用率が落ちて焦点像が暗くなってしまうので、レンズ自体がかなり高価なものになってしまします。(LEDポインターごときにそんな高価なレンズを使えないというのが実情です。)

とは言え手持ちに古いマニュアルレンズで85mm/F1.4(SAMYANG製)があったので組合わせてみました。

ライトはThruNite社のCatapultV6(これ、かなり高級機です)の反射鏡外し品を用い、ジャンク望遠鏡のレンズセルを活用してカメラレンズと連結しています。

6mくらい先に30cm角くらいの焦点像を結びます。

新品で揃えるとなるとかなりの金額になってしまうのですが、今のところ手持ちのLEDポインターの中では最強の明るさです。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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