TiTaN TCSでEAA(電視観察) その2

今日は雨のち曇り、遅くなって寝ようかと思ったら晴れていました。

なので慌てて40cm望遠鏡のTiTaN TCSでEAAの練習。

今日はタブレットのSkySafariで制御しつつ、WindowsPCのSharpCapで撮像とプレートソルビングができるようになるかのテストを兼ねています。

結論から言うとできました。
(上の写真のSharpCap上で望遠鏡制御ができていることが分かります。)

上の撮像風景の写真を処理したのがこちら、はくちょう座のサドル付近の散光星雲です。

8Sec×63スタック(約5分)の露光ですがスタックミスも起こらずたいへん安定した追尾をしてくれています。

TiTaN TCS自身がLX200のフォークマウントに最適化されていないこともあるのか、私が使い慣れていないせいなのか時たま挙動不審になることがあります。

大きなトラブルではないのですが、何か操作をしたときに「アリャ?!」ということがおきます。

単に不慣れで触っていけないところを触ってしまったとか、正しくない操作をしたとかが原因かも知れないのですが、従来よりも高機能でできる事がとても多くなってしまったのでチョットした操作ミスを誘発しているのかも知れません。

もう少し使い込んで慣れて行く必要がありそうです。

ところでタブレットのSkySafariとPCのSharpCapの併用ですが、当初なかなか繋がらずに少しジタバタしました。

いろいろやっているうちに何とか繋がったという感じで、とても繋ぎ方を説明できるレベルではないです。

追々検証しながら再現性が得られるように備忘録を残したいと思います。

以下7月8日追記

いつもお世話になっているT-Studioさまから
この繋ぎ方、SharpCapとSkySafariそれぞれがTiTaNにぶら下がって別々に動かすので、連携が取れているわけではなく、子午線跨ぎの情報なども共有されないのでドイツ式赤道儀で使用すると非常に危険!!
との指摘を頂きました。

フォーク式であってもプレートソルビングが毎回ゼロスタート(ブラインドソルブ)になるので時間が掛かり効率が悪いそうです。

よい子は真似をしない方が良さそうです。m(_ _)m

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たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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TiTaN TCSでEAA(電視観察) その2 への16件のフィードバック

  1. T-Studio のコメント:

    オーナー様

    SkySafariとWindows環境の共存は非常に困難だと思います。(WindowsがASCOMの場合、ASCOMとSkySafariは連動しません。)
    万が一接続出来たとしても(どちらかというと接続が出来ることがバグっぽい感じ)PlateSolverの位置情報の同期などは無理です。

    順番としては
    1.Windows環境のSharpCAPとプラネタリウムソフトなどでPlateSolvingがきちんと機能するかの確認。(Windowsの場合ここが最も関門になります)
    2.SkySafariとの接続はAlpacaドライバで接続
    https://github.com/synfinatic/alpacascope

    になるかと思います。
    1と2が両方とも上手く動作してくれれば動作する可能性はありますが、正直動作しない可能性の方が高いかもしれません。。
    1と2の部分は全く違うチェック項目になります。
    まずは1が出来ていないと2は接続出来たとしてもまともに機能しません。(位置情報が同期しませんから。。正直現状ではこのようなことをする場合はINDIの方がはるかに楽です。)

  2. スタパオーナー のコメント:

    T-Studioさま
    いつもありがとうございます。
    う~ん・・、結論から言うと昨晩はなぜか共存して動いていました。

    冷静に考えるとT-Studioさまのおっしゃるとおり難しそうでダメかも知れないと思っていたのですが、
    ダメ元と考えてアレコレやっているうちにタプレットのSkySafariとPCのステナビが共存でき、どちらでも導入・同期が可能となりました。
    さらにアレコレやっているうちにSharpCapとも繋がりプレートソルビングができてしまいました。

    何だか分からないうちに繋がっているので、まだ再現検証していないのですが少なくとも昨晩は何とか共存して動いていました。
    連動というより共存と行った感じかも知れません。
     SkySafariで導入(TiTaNの導入精度がかなり良いのでとりあえず写野内に入ってくれます)。
     SharpCapでプレートソルブ
     SkySafariで同期
    といった手順で幾つかの天体を楽しみました。

    折を見てうまくくいった手順を再現実証したいと考えているのですが、
     TiTaN TCSがCMO端子を2個持っていること、
     タブレットとの接続がブルートゥースであること、
     ASCOM Device Hubを用いてマルチクライアント対応にしたこと
    などが成功要因になっているような気がします。

  3. T-Studio のコメント:

    オーナー様
    ASCOMはCOMなので、Windows専用です。
    そのような動作をさせることはASCOMでは出来ません。(連携する経路がありません)
    ASCOM Device Hubが動作したということであれば恐らくWindows側のアプリは上手くすれば連動出来ると思いますが、SkySafari側は単純に別モノとして接続出来たということだと思います。(残念ながら連動はしていません)

    それぞれが同期していればWindows側でPlateSolvingして同期すればSkySafari側も自動的に位置が補正されます。(逆も然り)

    Windowsで別のマシンと連携するには先に上げたようなAlpacaドライバが必要になります。(ASCOM経路でSkySafariに繋ぐ唯一の経路になります。)

    INDIとAlpacaはどのような信号でもパケットにラッピングして転送しますので同じドライバを複数アプリ、複数マシンで共有できます。(Alpacaはまだドライバがほとんどありませんが。。。)

  4. T-Studio のコメント:

    唯一の例外がAZ-GTiのASCOMドライバはTCP-IPでラッピングされていますので、Windowsに限定されますが別マシンでも動作させることが出来るはずです。
    (マルチOS対応ではないのでスマホ、Mac、Linuxは無理です)

  5. スタパオーナー のコメント:

    T-Studioさま
    なるほど・・・
    そういうことなのですね。
    確かに共存はしていましたが連携ではなかったと思います。
    挙動としては
     SkySafariでTiTaNシステムに導入を指示
     TiTaNは繋がっているSkySafariとSharpCapに目的天体が導入できたことを伝達
     SharpCapにてプレートソルブ実施でTiTaNに補正値を伝達し同期
     SkySafariでは位置がズレるので同期ボタンをタップして目的天体をセンターに
    という流れで、確かにSharpCapとSkySafariが連動している訳ではなかったです。
    (少なくともSharpCapが目的天体をセンターに導入したことをSkySafariは認識していませんでした。TiTaNが認識したかどうかは昨日の時点では不明です。)

    SharpCapでプレートソルブをする都度SkySafariで同期をしなければいけないのは面倒といえば面倒ですが、同じマシン(画面)で撮像と導入の画面を切り替えるよりも2画面で操作を分けた方が簡単で快適な気がします。
    私の使い方としては(挙動が安定してくれていれば)充分便利に使えると感じていますので、しばらくこれで運用したいと思います。

  6. T-Studio のコメント:

    オーナー様
    先に記載したAlpacaドライバ(Windows用です。)入れておけば額面上は同期して利用できるようになりますよ。(まあ、正常に動作すればですが。。。)

    開発元もCOMに限界を感じてINDIやINDIGOと同様tcp/ip経由で接続出来るようにしたものがAlpacaです。

    二台が別接続だと運用中架台の座標が大幅にずれたものにPlateSolvingすることの繰り返しになりますので、PlateSolvingに非常に時間がかかり、成功率も落ちます。

    追伸
    オーナー様の環境はドームに固定だと思いますので、SkySafari側だけで導入やアライメントを追い込んでおけばそこそこの精度で導入すると思います。
    (ドライバが同期する環境でなければWindows側でPlateSolving使わない方が安定すると思いますよ)

  7. T-Studio のコメント:

    更に追記

    ドライバの同期(複数アプリの連携・同期)が出来ていないと、フォーク式の架台はさして問題でませんが、ドイツ式の赤道儀の場合は鏡筒を破損する恐れがあります。。。
    PlateSolvingに関しても常にブラインドSolverの繰り返しになりますので、架台制御はSkySafariのみで行うのが安全ですよ。
    (SharpCapはスタッキングのみ利用)

  8. スタパオーナー のコメント:

    T-Studioさま
    いろいろありがとうございます。
    あー~・・・ 実は結構危険なことをしていたわけですね。
    フォークマウントで良かった~、という感じですね。
    でもこれをドイツ式を使う方が真似をすると本当に危険なので、拙ブログ内でも注意喚起をするように追記をさせて頂きます。
    ご指摘ありがとうございました。

    当面の使い方ですがT-Studioさまがご指摘のように、架台制御はSkySafariのみで行い、SharpCapはスタッキングのみ利用という運用にしようと思います。
    幸い新システムでは導入精度が従来よりかなり高くなっているのでほとんどの場合無理にプレートソルブを使わなくても良さそうです。

    今はとりあえず繁忙期に向けてスムーズに運用ができるように習熟することが第一なので当面上記の方法で進めます。
    動けばラッキーなAlpacaについては(ドライバがあるかどうかも不明ですが)もう少し落ち着いてからですかね。
    それ以前にWindows内でSharpCapとステナビやステラリウムとの連携が効くかどうか試すのが先かも知れません、。

  9. T-Studio のコメント:

    オーナー様

    ドームでの固定環境(うらやましい)なので、極軸などが追い込まれていれば導入精度はとても良くなると思います。

    SkySafariのマウントドライバはかなり安定していますので、PCでマウントコントロールするより安定した環境になると思いますよ。(私の個人的な検証ではSharpCapはASCOM使うとクラッシュが多くなる印象があります。。。)

    紹介したAlpacaドライバはSkySafariとASCOMをブリッジするドライバですので、PC側に架台のASCOMドライバが動作していれば使用できるはずです。(バグさえなけなければ。。)ASCOM→Alpaca→SkySafariという形で使用します。

    ただ。。。個人的には個別にシンプルに動かしたほうが良いかと感じます。
    (トラブル減りますし、余計なことに気を使わず観望できますしね)

  10. スタパオーナー のコメント:

    T-Studioさま
    ありがとうございます。
    少し落ち着ける時期になりましたら追々Alpacaも試してみようと思います。
    当面は安定性重視で運用しようと思っています。
    (実のところTiTaN自身がまだフォークマウントに最適化されていないので、まだ御し切れていません・・・)

  11. T-Studio のコメント:

    オーナー様

    旧聞ですが、当方にてAscomRemoteを試しました。
    事前に既存のASCOMドライバでCOM接続を済ませてからAscomRemoteに使用するASCOMドライバを登録→起動すればAlpacaドライバとしてラッピングされますのでAlpacaに対応したアプリで利用出来ます。

    一手間増えますが、この方法だとINDI同様全てのドライバがマルチクライアント(ネットワーク接続したクライアント含め)になる上、ASCOM由来のトラブルも回避出来るのでおすすめです。

    SkySafari7(Plus以上)はもちろん、SharpCap、CCDCiel、CielSkychartsなどAlpaca対応アプリであれば上記の方法でASCOMドライバをAlpacaドライバとして接続すれば連携使用が可能です。(ASCOMドライバがマルチクライアント対応ではなくても可能です。)

    私の最近のブログに記事としても取り上げましたのでお時間あるときにご確認ください。

  12. T-Studio のコメント:

    https://github.com/ASCOMInitiative/ASCOMRemote/releases

    このアプリをインストールすれば使用できます。

  13. スタパオーナー のコメント:

    T-Studioさま
    いつもありがとうございます。
    (返信送れ申し訳ありません)
    ようやくWindowsのASCOMでもINDY並みのマルチクライアントに対応できるようになったと考えて良いのでしょうか
    少しハードルが高そうですが追々試してみようと思います

  14. T-Studio のコメント:

    オーナー様

    この環境非常に簡単に構築出来ますよ。(上記アプリをインストールして使いたいASCOMドライバを登録するだけです。)
    要はASCOMドライバにネットワークリモコン機能が付いたような感じですね。
    ローカルでももちろん使えますし、SkySafariなどとも簡単に連携出来ます。

    一手間増えますが、ASCOMドライバがINDIのように扱えますし、ASCOM特有の制約事項を全て回避出来るようになります。(原理的にドライバのパラメータをリモコン的に扱うだけなのでHUBのような制約なく自由に複数アプリで使えます。)
    私のブログでも何回か取り上げておりますのでお試しください。(かなりおすすめ)

  15. T-Studio のコメント:

    追伸
    おそらくネイティブのAlpacaドライバは当分出てこないと思いますので、Windowsで安定環境を作るならこの方法がベストになるかと感じています。(ドライバが単体で問題なく動作さえすれば安定して複数アプリで連携できます)

  16. スタパオーナー のコメント:

    T-Studioさま
    ありがとうございます
    早速使ってみました
    Synscan+SharpCap+Stellariumの組合せで経緯台仕様のAZ-GTiで試してみました
    確かに一手間ではあるのですが、使い始めるとかなり安定している感じがしました
    40cm望遠鏡のほうは今のところシステムが安定しているのでプレーソソルブ無しで導入に支障がないのと
    未だ制御ソフトがフォークマウントに最適化されていないため導入は少し先になりそうです

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