TiTaN TCSでEAA(電視観察) その3

今日は晴のち雨のち深夜になって薄曇り

積乱雲がモクモクとでて天候が安定せずな亜熱帯風のようです。

スタパの庭では早咲きのコスモスが咲き始めました。

さて天気予報が外れてタナボタの昨晩は40cm望遠鏡の新システム(TiTaN)にタブレットのSkySafariとWindowsPCのSharpCapを接続してうまく動かせるかという検証をしました。

結論から言うと、T-Studioさまからコメントを頂いていますが、TiTaNのシステム下に上記の2つを接続して共存させることはできるけれど、連動させることはできないことが分かりました。

運用上は

タブレット(SkySafari)でTiTaNシステムに見たい天体の導入を指示

・TiTaNは繋がっているタブレット(SkySafari)と
PC(SharpCap)に目的の天体が導入できたことを伝達

・SharpCapにてプレートソルブを実施し写野の中央に導入し
TiTaNに補正値を伝達し同期

・SkySafariでは補正値分位置がズレるので
「同期」ボタンをタップして目的天体をセンターに

という流れになります。

SharpCapとSkySafariが連動していないので、SharpCapでプレートソルブをする都度SkySafariで同期をとり直す必要があります。

面倒といえば面倒ですが、PC1台で撮像と導入の画面を切り替えながら運用するよりもよりも2画面(タブレットとPC)に分けての操作はかなり快適です。

いつもお世話になっているT-Studioさまから
この繋ぎ方、SharpCapとSkySafariそれぞれがTiTaNにぶら下がって別々に動かすので、連携が取れているわけではなく、子午線跨ぎの情報なども共有されないのでドイツ式赤道儀で使用すると非常に危険!!
との指摘を頂きました。フォーク式であってもプレートソルビングが毎回ゼロスタート(ブラインドソルブ)になるので時間が掛かり効率が悪いそうです。よい子は真似をしない方が良さそうです。m(_ _)m

そんな運用スタイルで昨晩は幾つかの天体を眼視+EAAで楽しみました。

まずはペガスス座の球状星団M15です。

星団系は比較的短時間露光で楽しめます。

超ド定番こぎつね座アレイ状星雲M27。

これも明るい星雲なので良く写ります。

もう一つ超ド定番アンドロメダ銀河M31。

こちらも短時間で肉眼ではとても見えないところまで写ってくれて楽しいです。

そして・・

肉眼ではかろうじてしか見えない網状星雲(2枚セットです)。

実は昨晩はもっとたくさんの天体を見ているのですが、記録には残していません。

SkySafariの星図を見ながら天体を選んでいると、見たことの無い天体や、これどんなだっけ、という天体を端から見たくなってキリがなくなってしまいます。

従来のコントローラーから見たい天体のNoを入力して・・というスタイルではなく、画面上の天体をタップするだけ(必要に応じてその天体の情報も瞬時に確認できる)で、次々に見て行くというのはとても楽しいです。

従来だとせっかく導入しても肉眼で見えない(あるいはとてもショボい)ことも多かったのであまりメジャーでない天体を見ようという気が起きなかったのですが、EAAを組合わせればそこそこ見えてくるというオマケ付きなので、ついたくさんの天体を見てしまいたくなるのです。

スタパの観察会でもこの方式で運用できるよう試用を重ねたいと思います。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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TiTaN TCSでEAA(電視観察) その3 への2件のフィードバック

  1. はるまき のコメント:

    オーナー様

    時間がいくらあっても足りないですね(笑)
    寝不足には注意してください。

    この画像をドームの天井に映せるようにしてはいかがでしょうか。

  2. スタパオーナー のコメント:

    はるまきさま
    そーなんですよ~
    晴れた日は気がつくと薄明が始まっています・・・
    でも季節柄、天候の悪い日も多いので寝る暇は充分です。

    EAAの画像をどう見て頂くかアレコレ考え中です。
    おっしゃるようにドームの壁に映せたら良いのですが
    ドームの開口部の向きによってできる死角を回避するためにはプロジェクターが複数必要だし、眩しいのはマズいし・・・・
    と思案投げ首な日々を楽しんでおります。

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