ハイブリッド観察用フリップミラーの追加 その2 高倍率用の検討

今日は晴れの一日。

さて先日紹介したハイブリッド観察用フリップミラーですが、これまではどちらかと言うと、電視で低倍率の星雲星団、眼視で高倍率の惑星・二重星観察という使い分けをする目的で検討してきました。

スタパの天文ドームでは電視用の鏡筒(D102mm/F660mm)と眼視用の40cm望遠鏡という使い分けをしています。

でも、いっそ高倍率(40cm)も電視ができるようにしたら面白いかも・・・ということで高倍率向けのハイブリッド観察用フリップミラーの組み合わせを考えてみました。

ASIAIRの活躍で少し出番の少なくなったNeptune-CⅡとバローレンズを組み合わせてどのくらいの倍率になるか、眼視ー電視の焦点位置が近い状態にできるかなど検討しました。

焦点距離800mmの鏡筒に取付けて検討してみます。

結果、1.6倍バローの組み合わせがわりとイイ感じで使えそうです。(私の手持ちの機材での話なのであまり参考にならかも知れませんが・・・)

下は5mmの接眼レンズで覗いた時の視野(コリメート撮影)

160倍で焦点距離(cm)×2(倍)の倍率です。(80cm×2=160)

このときの直焦点でNeptune-CⅡの画角がこちら

1.6倍バローと組み合わせるとこちら

というわけでこの組み合わせだと5mmの接眼レンズで見た感じに近く、焦点距離4000mm(400cm)の40cm望遠鏡では800倍で見たときくらいの大きさで見えることになりそうです。

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たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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