スタパ周辺では毎年一番先に咲くのがこの花・・・
オオイヌノフグリです。
暖かい日が数日続くと雪の隙間でも咲いているのを見つけられるほどで、
今年は2月にも一度咲いていたのですが、ここ数日ようやく本格的に咲くように
なりました。
とても小さな花ですが、枯れた道端に鮮やかな青い色が目を引いて春が来た
ことを告げてくれます。
春の訪れない冬がないことを毎年教えてくれるような気がして、フッと肩から
力が抜けます。(*^_^*)
昨夜はこの時期にしてはとてもクリアに晴れてくれましたので、前回の組み
合わせで星雲・星団の撮影に挑戦しました。
今回使用しているキヤノンのS95はセルフタイマーに一度のレリーズで最大
10枚まで撮影する設定をすることができます。
ローライトモードで、念のため露出補正を+2に設定して、できるだけ
ローライトモードの最長シャッタースピード(1秒)になるようにして、一気に
10枚の画像を撮影します。
当然ですが自動追尾でない経緯台ですから、対象が少しずつ動きますが、
10枚を撮影する時間(約30秒)くらいではそれほど外れませんので、後から
PC上で合成を行います。
このプロセスで撮影した画像をいくつか紹介ます。
まずはヘルクレス座の球状星団M13です。
北天で見られる球状星団としては最大のものです。
それでもオリオン大星雲と比べるとだいぶ見劣りのする画像です。
逆に言えばオリオン大星雲がいかに明るく写りの良い天体であるかという
ことがわかります。
それでも球状星団らしくたくさんの星が集まって、ざらついた感じがわかると
思います。
次はりょうけん座の系外銀河M51(子持ち銀河)
ん~・・・、6cmの望遠鏡を肉眼で見るよりは良く写っているのですが、
とりあえず写ったという感じですね。
系外銀河はとても暗いのでなかなか難物といえます。
「写った」というだけでも従来の常識から考えると、かなり偉いのではないかと
思います。