惑星状星雲を撮る その2

今日は曇りときどき晴れ一時雷雨という激しい一日。

スタパの敷地ではコスモスが花を着け始めました。

夜は薄明終了くらいまで薄雲の中なんとか月が見えていたのですが、その後は曇ってしまいました。

さて昨晩は惑星状星雲を幾つか撮ったのですが、月明かりがかなり強く、薄雲もあったので慌ただしい中での試行錯誤でした。

何せ4000mmの直焦点、シンチレーションの影響で星像が肥大化するし、追尾精度も充分でない(今のところオートガイドをしていません)ので、スタッキングのオートアライメントがかなり怪しいです。(視野が狭くて写る恒星の数が少なすぎることが多いです。)

下はこと座のリング状星雲(M57)、2秒露光のコマドリ256枚をステライメージで加算合成しました。(設定を間違えてモノクロで撮ってしまった・・)

それでもコンポジット効果で結構細部が写っている感じです。

下はやぎ座の惑星状星雲(土星状星雲:NGC7009)。

2秒露光の16スタックを16セット撮影してステライメージで加算合成しました。

後処理で何とかそれらしく写ったと言う感じですが、観察会の現場でもう少しうまく観察できるように検討したいと思います。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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惑星状星雲を撮る その2 への2件のフィードバック

  1. 大石 賢 のコメント:

    スタパオーナー様

    いつもブログを楽しく拝見しています。

    さて、40cmの観望会での活用ですが、コリメート収縮光学系での
    電視観望はいかがでしょうか。

    私のμ-210 でも惑星状星雲であれば、そこそこ見えるので
    40cmでは迫力がある画像を、ライブビューで見ることが
    できると思います。(私が言うまでもありませんが)

  2. スタパオーナー のコメント:

    大石さま
    いつもありがとうございます。
    この記事のシステムは主に惑星を眼視・電視のハイブリッドで観察するために準備しています。
    眼視での倍率は160倍から400倍くらいなので、この倍率に見合う縮小光学系とするためにはひと工夫必要ですね。
    惑星にこだわると星雲星団向けとしては直焦点では焦点距離が長すぎるしF値も暗すぎなので、縮小光学系のシステムを別に考えた方が近道かも知れませんね。
    少し検討してみたいと思います。

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