ドンと来い「計画停電」

ここのところ皆さんの節電が徹底しているせいか、計画停電が実施されずに
いるのでひと安心・・・

でも、この先夏まで計画停電が行われないかどうかはまるでわかりません。

以前にも書きましたがペンションの仕事をするうえで、停電してしまうとお客様の
食事の準備をすることができないため非常に困るわけです。

一年で一番のかきいれ時にいつ停電するかわからないのでは予約を
受けることもできず死活問題です。

お客様に安心してご利用頂くためには「計画停電に負けない」体勢を整える
必要があります。

そんなわけで、ここしばらくあれこれと機材を調達して停電しても大丈夫な
体勢作りに励んで来ました。

具体的には、停電しても

・お食事を作ることができ、定刻にお出しできること
・ダイニング、客室などで最低限の明るさを確保できること

の2点をクリアできればペンションの運営に大きな支障は発生しないと考え、
必要最低限の電気を確保することにより対応するようにしました。

スタパの場合、ガスと水道は停電になっても供給されます。

電気を使う調理器具もたくさんありますが、最低限ガスオーブン(制御系と
ファンなどで100Wほど電気を喰います)が使えれば何とか一通りのお料理を
お出しすることができます。

停電中の照明はロウソクでも良いとは思ったのですが、火災の危険性や
消灯時の臭いの問題などから、消費電力の小さな光源(LEDや電球型蛍光灯
など)を使い明るさを確保することにしました。

肝心の電源ですが、当面は車載用インバータといわれる、車の12Vバッテリー
からAC100を作り出す機械を使うことにしました。
(つてを使って発電機は手配しているのですが、入手できるのはしばらく先に
なりそうです。)

 

このインバータも現状では品薄で入手しづらいようですが、300Wまでの
電力を供給することができるものを入手しました。

300Wというと少し心もとないですが、上記のオーブンと照明だけなら十分な
容量といえます。

こちらは通常のダイニングの照明(テーブル照明のみ)で、60W×5個で300Wの
電力が必要です。

 

こちらは停電対策のダイニング照明、4WのLEDスポットライト4台と14Wの
電球型蛍光灯です。

 

部屋全体の雰囲気は少し暗くなりますがテーブル上の明るさはほぼ同じで、
消費電力は 10分の1で済むようにしてあります。

 

まあこの辺は元照明屋の強み、お手のものといったところです。(^^;)

客室についてはLEDのランタン(電池式、調光型)を用意しました。

 

また、トイレや階段など常時人がいない場所についてはセンサー式のLED照明を
置いて不便のないように配慮します。

 

このほか見えない部分ですが、停電中でも冷蔵庫の開閉ができるように蓄冷剤を
たくさん準備してあります。

この蓄冷剤、融点がマイナス16度と冷凍品を保存するのに適した特殊なもので、
冷凍庫のスペースを少し圧迫しますが、停電時でも安心して冷蔵庫の開閉が
できるようになります。(通常の蓄冷剤は融点が0度付近にあるので冷凍品の
保存には向きません。)

この夏、一人ひとりの努力や、企業や電力会社の努力により計画停電はなくなる
かもしれません。

でも、いつ停電になっても、いつもと同じようにお客様のおもてなしができれば、
ビクビクしないですみます。

スタパは「ドンと来い、計画停電!」なのです。 (^o^)

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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