今日もスタパ周辺は良い天気なのですが、春霞が強い感じで少し寝ぼけた星空です
気流はわりと安定していて月がきれいでした
さて昨日も少し書きましたがこの時期はわりと早い時刻に冬の星座たちが傾き、観察会向きの派手な天体がとても少ないです
地味な天体が多くある意味マニアックな対象が多いです
従来は肉眼で観察してあまりインパクトのない天体はスルーしていたのですが、電視観望併用の観察会ができるようになったのでモニター越しの観察もありかと思っています
上は(このブログではもうお馴染みですが)しし座のトリオ銀河、中央の近い2つはM65-M66で上に少し離れたのがNGC3628(通称ハンバーガー銀河)です
M65-M66は40cm望遠鏡の100倍視野で同時に見ることができるので観察会では定番なのですがNGC3628はとても淡く、よほど慣れた方でかつ条件が良くないとハンバーガーに見えてきません
でも電視観望でモニター越しなら短時間の撮影でもそれらしく見て頂くことができます
上の画像、中央付近の銀河はNGC4631でこの銀河の中央付近に小さな銀河が突起を作りくじらの背びれのように見えることから通称くじら銀河といわれています
また画像左下側にある淡い銀河はNGC4656でこちらは通称ホッケースティック銀河と呼ばれています
眼視だとくじら銀河の背びれがとても見えづらいですし、ホッケースティック銀河は眼視ではほとんど歯が立ちません
こちらはNGC4244、通称シルバーニードル銀河です
非常に淡いので40cm望遠鏡だとしばらく覗いているうちに「・・・・ぁ~あ~、、これか~ぁ?」といった感じに見えてきます
これもよほどマニアックな方でないと楽しい対象ではないですね
電視観望を組み合わせることにより眼視観察では歯が立たない天体までもリアルタイムで観察できるハイブリッド観察会のメリットが活きる季節でもあると言えるかも知れません