6×21で遊ぶ

今日は終日雨で、いよいよスタパ周辺も梅雨入りのようです

天候が悪いので室内から双眼鏡のテイスティング

楓林舎オーナーの機材を見て双眼鏡の見え味をいろいろ試したくなったのでした

もちろんどんな用途に使うかによって双眼鏡に求められるスペックは変わるので、今日は昼間自然観察に使用する前提の双眼鏡として6×21(口径21mm、倍率6倍)前後に絞ってテイスティングをしました

上はいずれも日の出光学の6×21の機種で左上が最上位機種U1、右上が中心像特化のS1、手前が廉価版のN1です

U1以外は廃盤品(N1はN3にモデルチェンジしています)であるため比較としては適切でないのですが、

N1(写真上)は発売当時1万円切りでシッカリ見える一品として

S1(写真中)は特に中心像のシャープさを重視したマニア向け仕様が売り

というホームセンターに並んでいる製品とはひと味違った機器です

だいぶ前からスタパにあるので経年劣化(内部の曇り)なども皆無とはいえないかも知れません(素人目には問題なさそうですが・・)

いっぽうU1は日の出光学が高級ブランドの製品に負けない見え味のものを作りたいと本気で作り上げた製品のようです

で、この3機種とそれ以外にも倍率や口径違いもいろいろ含めて見比べをしました

いろいろ見比べて改めて思うのは日の出光学の双眼鏡は基本的に(値段のわりには)良く見えるということです

安価なN1でも、それだけ使っていると視野が明るくて解像度も充分あるように見えます

でもこれがサイドバイサイドで見比べながら比較すると微妙な差がだんだん明らかになって優劣がハッキリしてきます

ちなみにS1とN1では視界の明るさやすっきり感、中心像の解像度、良像範囲の違いがわかります(いずれもS1が勝ります)

そしてU1とS1では中心像の解像度が同等の他は、視界の明るさやすっきり感、良像範囲の広さ、色収差の補正具合などいずれもU1が勝ります

U1とN1を比べてしまうと「ああ、N1の出番はないかも・・」と思えるほどです

U1で風景を眺めていると色のしっかり乗った細密画を見ているようで、同じ視界なのにやたらと情報量が多くカリカリした感じの見えかたをします

販売価格が5倍くらいは違うのですが「双眼鏡の価格の違いというのはこういうものなのね」と改めて実感しました

倍率違いで日の出の5×21のA5+(これも相当丁寧に作られた製品です)とも較べて見ましたがU1のほうが一枚上手でした

もう一つU1が面白いのは筐体の先端から1.2mくらいの所までフォーカスが合うので、花や昆虫などの自然観察やミュージアムグラスなどとしても活用できそうです(日の出光学の公表最短合焦距離は2mとなっていますがスタパにある個体は1.1mで合焦しました)

世界の一級品と比肩できる見え味、他にはない6倍という使いやすい倍率を考えると唯一無二の存在ともいえます

U1の宣伝のようになってしまいましたが、販売価格(58800円)を考えると私などは気楽に手が出せる金額ではないです

でも昼間の自然観察がメインでコンパクトさを重視されるかたなら一押しかも知れません

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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