双眼鏡で星空を楽しむ -その17-

日に々々緑が深くなります。

 

散歩をしていて視線の方向によっては緑色以外の色が見えなくなってしまう
ときもあるほどです・・・

さて、「双眼鏡で星空」シリーズ・・・

今日は「星の色を楽しむ」です。

昨晩は久々に晴れ間が広がり21時から22時の1時間だけですが、ほぼ
快晴の星空を楽しむことができました。(その後は雨になりましたが・・・)

といっても南の空には月齢12の明るい月があって、都会並みに空が明るくて
星雲星団を楽しむわけには行きません。

こんなときはどうするかといいますと、まったり月光浴を楽しみつつ双眼鏡で
明るい星の色を見比べて行くという楽しみ方があります。

双眼鏡は望遠鏡よりもフットワークがよいので、星の色を見比べるのにもとても
適しています。

先日紹介した回転台に乗せたリクライニングチェアにふんぞり返って座り、
月光浴をしながら次々に星の光をテイスティングして行く・・・・

私にとってはまさに至福の時間でした。

この楽しさを知ってしまうと星の趣味から抜け出せなくなることでしょう・・・

さて、星の色というのは基本的にはそれぞれの星の表面温度で決まります。

温度が高いほど青白く、温度が低いと赤黒くなって行きます。(炎の色と同じと
覚えておけば分かりやすいです。)

これを詳しく説明しだすとそれだけで天文学の講座になってしまうので、興味の
ある方は個別に勉強して頂くこととして、ここでは単純に星の色の違いを楽しむ
ことにしたいと思います。

この季節、南の空には下のような星空が見えます。(ここ数日は月が邪魔をして
いますが・・・)

 

明るい星を順番に見て色の違いを確かめてみて下さい。

肉眼で見る以上にハッキリと色の違いが分かって面白いです。

まず・・・

さそり座のアンタレスはきれいなオレンジ色です。

赤色巨星と呼ばれる寿命末期の星で、大きく膨らんでいるため星の表面温度が
下がり、赤く見えるそうです。

スピカは日本では真珠星と呼ばれるほどクリアに白い星。

土星はやや白っぽい金色(14金くらいか?)で、恒星とは違う揺らぎのない
惑星独特な光を放ちます。

写真にはありませんがズッと上のほうにあるうしかい座のアルクツールスも
きれいな金色(こちらは18金くらい?)ですがキラキラ瞬く光と対照的です。

天秤座のズベンエスカマリは緑色に見えると解説している本があります。

かなり青白い星ではあるのですが、緑色に見えるかといわれるとかなり?で、
「そういわれれば、そう見えないこともないかな?」くらいの感じです。

ついでに紹介しておきますと天秤座のα星ズベンエルゲヌビ(南のツメ)は
双眼鏡で見るとかわいらしい二重星です。(色は普通の白です。)

 

この辺の星列もわりと面白いものが多いので、いずれ紹介できればと思って
います。

 

へびつかい座の頭の星「ラースアルハゲー」(蛇を持つものの頭)とヘルクレス
座の頭の星「ラースアルケチー」(跪くものの頭)・・(通称ハゲとケチ)は
双眼鏡でも同一視野に収まるのですが、ラースアルハゲーの白とアルケチーの
オレンジがとても対照的です。

普段はあまり気に留めませんが、北斗七星も同じような明るさの星が7個
連なっているのですが、じっくり色の違いを見比べるとなかなか面白いです。

 

7個の星のうちなぜかドウベだけがやや黄色い星で、それ以外はほとんど
クリアな白色です。

強いていえばアルカイドだけが少し青白い感じで、両端の星が色を変えて
いると思うとおしゃれな感じさえしてきます。

星の色の見え方というのは、使用する望遠鏡や倍率によっても変わりますし、
その日の空の明るさや気流の状態によっても変わります。

さらに言いますと色の(何色に見えるという)表現は人それぞれの感性の違いに
よっても変わるので、ここで紹介した色には見えないという方もいるかも知れ
ません。

ぜひご自分の目で確かめてみて下さい。

続く・・

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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