一向に天気が良くなりそうな雰囲気がありません。
「戻り梅雨かも?」などと気象庁は言っているそうですが、私は絶対梅雨明け
していないと思ってました。
ちょっとだけ暑くなって晴れたのはきっと中休みだと思っていました。
まあ、どーでも良いですが、早く梅雨明けして欲しいです・・・
さて、今日の星雲星団はM27、こぎつね座の惑星状星雲、通称「あれい星雲」です。
40cmシュミカセ(LX200-40)+F3.3レデューサ+EosX3
ISO800、30sec露光×8 加算コンポジ後レベル&トーンカーブ調整
鉄アレイのような形に見えないことも無いことからこの名前で呼ばれていますが、
どう見ても繭(まゆ)玉か、全体の形で卵(色的にはピータン?)形に見えます。
この星雲、ほとんど「はくちょう座」の天の川の中にあって大きく明るいので、
かなりよく見える天体です。
惑星状星雲の中で一番見やすく判りやすいものだと思います。
普通は写真のように色は見えず、かすかに青白い感じの綿アメといったふうに
見えるのですが、先日、小学生のお客様がなにげなく「緑色に見えるヨ!」と
言うのには驚かされました。(もちろん先入観のないお子さんでしたよ)
他の小学生のお客様にも聞いたところ、やはり緑色に見えると言っていました。
常々、小学生の眼の感度の高さには気づいていました。
眼の構成部品(水晶体やガラス体)が新鮮でクリアであることや、網膜自体も
フレッシュであるためだとは納得していたのですが、あっさり「緑色!」と
言われると、ちょっとうらやましくなってしまいます。
惑星状星雲というのは(ご存じのかたも多いと思いますが)、太陽系内の
惑星とは全く関わりがありません。
単に惑星のように丸い形に見える星雲なのでこの名前が付けられています。
実際は太陽くらいの質量の、わりとありふれた恒星の寿命が尽きたときの
姿だと言われています。
寿命末期に恒星内の核融合が不安定になって、宇宙空間に外周部の物質が
わりと緩やかに吹き飛ばされてできるものだと考えられています。
ちなみに私たちの太陽も、あと50億年ほどすると惑星状星雲になって
寿命を終えるそうです。
まあ、ずいぶん先なので絶対に見られないのですが、あまり見たくも無いですね
私たちの太陽の残骸なんて・・・