今日で7月も終わり・・・
早いもので、夏休みの3分の1が終わったことになります。
といっても、これからが本番ですが・・・
さて、今日もf3.3レデューサーの続き・・・
一部でマニアックに過ぎるとのご意見もありますが、今日で終わりですので
ご辛抱下さい。
F値を小さくしても、視野は狭い、周辺像は悪いといったデメリットが
あるにしても、30秒露出とコンポジットで、わりとあっさり著名なメシエ
天体をことが出来るというのが昨日の結論でした。
これ、スタパの40cmだから写るのではなく、F10のシュミカセ(ミードでも
セレストロンでも)であれば20cmクラスでも実視界がひとまわり広く写る
だけでそれほど変わりがないように思います。
20cmクラスのシュミカセをビクセンのGP赤道儀に載せた(少し架台が弱くて
不安を感じる)レベルでもモータードライブさえ付いていれば実用になる
のではないかと思えるのです。
20cmクラスのシュミカセというのは結構持っている人が多いですし、
ネットオークションなどでも頻繁に眼にしますが、意外に持て余している
人が多いように思います。
でも、f3.3レデューサーとエントリークラスの一眼デジカメがあれば、
わりとあっさりメシエ天体アルバムを作れてしまうのではないかという
気になります。
もちろん、よほど突発的な現象を捉えるとか、ニュース性の高い現象を
とらえない限り、コンテストに入選するような写真にはなりませんが、
特別に高価な機材を購入しなくても、個人で楽しむのには充分な天体写真が
写せるように思います。
ちなみに、今回7/16~7/25までの間に紹介した8つのM天体を撮影するのに
要した時間(セッティング-8天体の撮影-撤収まで)は、わずか1時間半でした。
(スタパの場合、望遠鏡のセッティングは予めしてありますが・・・)
自分で天体写真を写したことのある方なら、かなり魅力のあるお手軽さを
理解頂けると思います。
今回は7/15にお客様向けの観察会が終わったあとに撮影を始めました。
下弦の月が昇ってくるまでの間にできるだけいろいろな種類の天体を
試写したいということで、大慌てで撮影しました。
このため、対象が視野からずれていたり、撮影コマ数を全部同じに
揃えられなかったりと、あちこちボロボロの状態でした。
それでも細かい事に目をつぶれば、どんな風に天体が写るのか、どのような
得失があるのかといった初期の目標をほぼ満足することができたわけです。
さて、結論です。
シュミカセのオーナーでお手軽に星雲星団の写真を撮りたいかたには
「f3.3レデューサー」 お奨めだと思います!
別に天文雑誌のコンテストに入選なんてしなくていいじゃないですが、
気楽に天体写真を楽しみましょう~
このシリーズ楽しく読ませていただきました。終わってしまうのが残念ですが、いつかこのようなシリーズの復活お願いします。今回の内容に刺激され、チャレンジすべく準備は完了。1回の露出時間が短ければノイズも減るし、ガイドも多少は楽になるはず。狙ったものが写っているだけで大騒ぎで喜んで、周辺画像が歪んでいるのなんて見えなくなってしまう初心者としてはいうことなしです。それにしても天気が回復しないとトライもできません。去年の8月のゲリラ雨といい今年の太平洋高気圧の弱さといい、やはり環境が狂ってきているのでしょうか?なんでも環境変化のせいにはしたくないのですが、星空が見えなさすぎです。
こんばんは。
タカハシの高価な望遠鏡を買う前にこのシリーズ記事はとても参考になります。
私のカビ生え30センチのシュミカセでもいけるかも? と思っています。
30秒なら星は止まってくれそうですし。
私ももっとオーナーのもっといろいろな話を聞きたいです。
また、楽しみにしていますね♪
すずきさま
夜空さま
フォローのコメント、ありがとうございます。
少しでも参考になるようでしたら嬉しい限りで、
しつこく書いた甲斐がったと言うものです。
応援心より感謝です \(^O^)/