さらに昨日の続きです。
シュミカセ用f3.3レデューサーとEosX2を組み合わせた場合、
良像範囲にこだわると、1200万画素のうち中心の100万画素しか使えなくて、
この範囲の視野はF10(4000mm)の直接焦点の視野と替わりがないのだけれども、
F値は2.7となり露出時間は14分の1で済むというがとてもありがたい・・・
というのが昨日の結論でした。
EosX2のAPS-Cサイズの受光素子で4000mmの焦点距離ということは、35mm換算で
6400mmの焦点距離の画角に相当し、6400mmでF2.7ということは実に2.4m近い
直径のレンズが必要になるということです。
まあ、数字のからくりなので真に受けないで欲しいのですが、ちょっと想像
すると、自分が超巨大望遠鏡のオーナーになったようで楽しくなります。
さて、話しを現実に戻して・・・
そうは言っても100万画素で、露出時間が30秒しかかけられないというのは、
かなり制約が多くなります。
そこで、常套手段として使うのが「コンポジット」という手法です。
これは同じ対象を何枚も撮影して、あとからパソコン上で重ね合わせて
合成するという手法です。
「夏に見たい・・・」シリーズのほとんどの写真はISO800の感度で30秒
露出した画像を8枚合成しています。
これにより1枚だけのときよりもザラつきが抑えられますし、感度も向上して、
暗い星まで見えてきます。
「コンポジット」を使う前提で何とか使い物になるかも知れないというのが
どうも今回の結論になりそうです。
さらに続く
こんにちは、ななつがたけ北天文台オーナー1です。
ご無沙汰です。
ブログの連日更新、すばらしい!
この時期、忙しいのにがんばってますね。
こういう地道な努力があるからお客さんがたくさん来てくれるのでしょうね。
こちらのホームページは数日に1回の更新なのにネタが無くて困ります。
スタパオーナーは、毎日、ブログネタを考えながらお仕事をしているのでしょうね。
ただ、無理にひねり出すとマニアックな内容になってしまいます。本当はハイレベルな天文学や光工学の話がいくらでも書けるスタパオーナーですが、それを一般人にもわかるように易しく書くのがいいところ。
たまにはマニアックな話もあっていいですが、連日だとスタパらしくなくなってしまうのでは...
Nabさま
こちらこそご無沙汰です [E:coldsweats01]
とはいえそちらのサイトも毎日(指をくわえながら)チェックしていますよ [E:lovely]
そうそう、先日は2035年の皆既日食のご招待をいただきありがとうございました。
今から楽しみですね・・・[E:happy02]
ご指摘の通り、マニアックに過ぎるかな? と思いつつのこのシリーズです。
もちろん、ネタ切れ状態が続いていることもあるのですが、アクセス解析を
していたら予想外に「レデューサー」の検索用語があって、困っている人が意外に
多いのかも知れないという判断から、忘備録的な意味も含め、しつこく書いています。
私もそうなのすがシュミカセで思うように天体写真が写せていないかたが
かなり多くて、このf3.3レデューサに興味のあるかたがかなり多いのではないかと・・・
ミードの国内代理店が休止状態で、ネット市場では部品関係が値崩れしていることも
あって、購入を検討されているかたの参考になればという気持ちです。
そんなわけで、あと一回(のつもり)ですのでよろしくお付き合いください。
Nabさんのコメント、突っ込み いつでも大歓迎ですのでよろしくお願いします。
こちらに来る人にもF3.3レデューサに興味のある人が結構いますよ。きっと参考になると思います。
スタパオーナーもたまには思いっきりマニアックでハイレベルな原稿を書いてみては。
書いたらメールで送ってください。
スタパへのリンク付きでこちらのWebサイトに載せますから。
時々そういうのを書いた方が欲求不満にならなくていいのでは... (^_^)v
・・・と、何気なく原稿を募集しています m(_ _)m
Nabさま
おおっ、その手がありましたか・・ [E:delicious]
とびきりマニアックな話が書きたくなったときは
投稿させていただきますので、よろしくお願いします!