月光浴の科学(サイエンス) -その9-

天候が優れぬまま、台風が近づいています・・・

3連休までには晴れそうですが、スタパ周辺ではまだ稲刈りの終わっていない
田んぼがたくさんあります。

どうか大きくそれてくれますように・・・

さて、そんなわけで・・・(何が?って言わんで下さいまし・・)

お月見は中秋の満月がよいのですが、やはり月光浴は満月が高く昇る
冬に限るというお話です。

キーンと凍てつく冴え渡った空気と月光に照らされた幻想的な風景の中では
思わずスキップしたくなるくらい心がハイになります。

でも油断してフラフラと外に出てしまうと、あとで思い知らされます。

スタパ周辺は標高1000m以上の高原。

最近の冬は暖かいとはいえ、マイナス10℃は当たり前と思っていないと
いけません。

冬の大泉名物「八ヶ岳おろし」は好天の証しでもあるので、体感温度は
それよりさらに低いと考えておいたほうがよいです。

でも、防寒対策さえしっかりしておけば、ジッとしていなければいけない
ことの多い天体観測よりはかなり楽です。

 

写真は私が冬に本気で天体観測をするときの服装です。

ここまでやったら多分やりすぎで、月光浴では暑くて汗が出るかも
知れませんが、簡単に服装のポイントを紹介しておきます。

・帽 子:体温の30%は頭から逃げると言われています。
     耳の隠れるものが必須!
     
・手 袋:スキー用など厚手のもの。下に薄い手袋で2重にしておくと
     細かい作業が必要なときに便利。
     
・上 着:風を遮る厚手の物。襟元、手首などから風の進入をカットできる
     ものが良い。

・ズボン:アンダータイツ(orズボン下)必須。風を遮るオーバーパンツを
     はけばなお良い。
     
・足 元:トレッキングシューズ(長靴、防寒ブーツなども可)。
     厚手の靴下。足用カイロもGood!

・下 着:最近では防寒対策に下着が一番重要視されています。機能性が
     高く、保温性の高いものを選んで下さい。上着との間に着る中着が
     少なくて済みます。

外にいると、特に足元から来る寒さが応えますので、しっかり防寒対策を
して下さいネ。

ちなみに私、寒いのはすごく苦手です。[E:coldsweats01]

冬の星空観察会の時にいつも「一番温かそうな格好をしているのはオーナー
ですね~」とお客様に言われてしまいます。

まあ、寒いからと言って星空観察会を中止するわけには行きませんし、
何より寒ささえブロックしてあげれば、冬は星を楽しむのには最高の
季節ですので、多少不格好でも温かなほうが偉いと思います。

くれぐれも冬の夜の寒さを侮(あなど)らないで下さ~い!

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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