黄葉が進んでくると、森の中の日差しがクリーム色になってっくる感じが
します。
びっくりするほどの色彩や、日差しを通した黄葉の美しさに見とれるほどです。
さて、昨晩はまたもやラプトル50で月の写真を撮影をしました。
今回は、赤道儀化したラプトル50の安定度の高さに気をよくして、
直接焦点撮影だけでなく、拡大撮影もしてみました。
今回の撮影に使用したアダプターはこれ、
スタークラウドで販売している拡大撮影用カメラアダプターです。
(正式名称は「国産31.7mm拡大撮影用アダプター」 )
現在国内で流通している望遠鏡用カメラアダプターとしては最も低価格なの
ではないかと思います。(定価3800円)
(下の写真で接眼レンズとEos用Tアダプターは別売です。)
たいへんシンプルな構造で、拡大率(=アダプターの長さ)を調整する機構が
付いていないので、倍率を変更するときは接眼レンズを替えなければいけません。
また、使用する接眼レンズは今風の太いタイプのものは使えず、オルソや
プル-セルなどの細いタイプでないと挿入することができないので注意が
必要です。
ただ、調整する部分が少ないということは、使い勝手が良く、剛性も高く、
再現性が高い(前と同じ条件で撮影がしやすい)ということになりますので、
初心者が使用するのに良いのではないかと思います。
このアダプターの非常に良いところは、31.7mmスリーブにTアダプターが
直に付けられるため、直接焦点撮影ができるようになっていることです。
31.7mmのスリーブ径ですと径が細くケラレの問題が少し心配ですが、
口径比F12のラプトルにAPS-C規格の一眼デジを使用する限りは全く問題
ありません。
(ちなみにF10以下や35mmフルサイズのカメラですとケラレが生じるかも
知れません。)
つまり、このアダプターひとつで直接焦点撮影と拡大撮影ができるように
なっているということで、たいへんコストパフォーマンスの高いものだと
いえます。
強いて欠点を上げると、31.7mmスリーブに脱落防止の段差が付いないことです。
高価なカメラを取付ますので、万一脱落して壊れたらショックです。
多少コストアップしても段差を付けてもらいたいところです。
さらに要望としては31.7mmスリーブ内でもどこでも良いのですが、フィルターを
装着できるネジが切ってあれば完璧だと思います。
(国内最安のカメラアダプターにここまでいっては酷かな・・?)
で、ラプトル50で拡大撮影したものがこれ・・・
突っ込みどころ満載ですが、固定撮影の0.3秒露出、少し薄雲があり気流も
悪かったのでご勘弁を・・
それにしてもラプトル50での写真撮影はお手軽で楽しいです。
常々、言っているのですが、思い立ったときに、さっと使える機動性の高い
望遠鏡こそ良い望遠鏡だと思います。
思い立ったときに気楽に使えないとか、望遠鏡を外に引っ張り出すのに気が
重くなるようでしたら、それは自分にとってベストな望遠鏡とはいえない
と思います。
ラプトル50ですと、思い立ってから、セッティング、撮影、撤収まで
(撮るものやどれだけ撮るかにもよりますが月だけなら)、10~15分で
終わります。
天文台の望遠鏡でさえ、ドームを開けて、セッティングをしてと言ったら、
これ以上の時間が必要になりますので、この軽快さはやみつきになりそうです。
あとはもう少しシャキッと写ってくれたら言うこと無しなのですが・・・
お久しぶりです!Dyuです。以前Tリングの件でコメントしたんですが、今回は記事でもあるとおり「拡大アダプター」について質問です。ビクセンのポルタⅡにはビクセンの拡大アダプターが相性がいいと言ってていましたが、ポルタⅡの場合Tネジっているんですか?また、拡大アダプターはその中に接眼レンズをはめて撮影が可能ってことなんでしょうか?(付属の接眼レンズが使えるのでしょうか?)
もし、何か良いものがあればポルタⅡ+kiss X3+Tリングのほかに必要なものを教えてくれませんか?お手数かけて申し訳ないです。
Dyu さま
再度の質問コメントありがとうございます。
コメント欄ですとテキストのみで回答しなければならず、写真が入れられませんので
今夜のブログ本体で回答させていただきますので、ぜひ参考にしていただければと
思います。
よろしくお願いします[E:good]