彗星と新兵器

こちらに越してきたばかりの時には気が付かなかったのかも知れないのですが、去年あたりから、やたらタンポポが多く目に付くようになりました。
春先から盛夏を除いた晩秋までかなり長い期間、黄色い花を見ることができます。特に春先は他に草がないのと一番の開花期なのか、あちこちで群生を見かけます。

たくさん咲いていて、きれいなのは良いのですが、全て外来種の西洋タンポポであるというのが少し気に掛かるところです。
ところで、昨晩は素晴らしい好天に恵まれました。月もなく、また一晩中雲もなく、春としては珍しいほど星見には絶好の晩でしたので、かねてから準備してあった新兵器のテストを兼ねて今話題の「シュワスマン・ワハマン彗星」の撮影をしました。
この彗星、以前太陽に近づいたとき彗星の本体である核が細かく分裂して強く輝いたことで有名なのですが、今回の回帰では分裂した核がそのままいくつかの彗星となって戻ってきて、さらにまた分裂するかも知れないという噂があることと、そのうちの一つは地球をかすめるほど近付くことで話題になっています。
GW明けごろには肉眼でも見えるほど明るくなるかも知れないという予報も出ているので、目が放せない対象ともいえます。

さて新兵器ですが、インターバルタイマーシステムというものです。暗い天体の撮影をする場合、長時間(デジカメの場合30秒~10分くらい)シャッターを開いたままにして天体の光を蓄積させて初めて暗い天体まで写すことができるようになるわけですが、通常このシャーッターのオン・オフは手動で行うわけです。
特にデジカメでは数分の露光を何枚も撮って、後で重ね合わせることにより画質を向上させるというテクニックが当たり前になっています。このためタイマー片手にずーッとカメラの近くにいなければならず、かなり退屈な作業(冬はこれにプラス寒い)になるわけです。
高級な一眼デジカメには「何分の露光を何回繰り返せ」という作業のできるインターバルタイマーという製品が純正で用意されているのですが、小さくて操作がしづらかったり、機能が限られているなどの問題があります。今回導入したのはパソコンでカメラを制御するシステムで、例えば1分を4枚、3分を3枚、5分を2枚などとあらかじめ登録しておき「撮影開始」でその露出時間と枚数を自動的に撮影してくれるものです。
(詳しくはこちらのサイトをご覧ください)
実際使ってみると予想以上に楽チンで、撮影している間に他の望遠鏡で星を見たり、夜食のカップめんを食べたりすることができました。もっと長時間の設定をして風呂に入ってしまおうかとも考えたのですが、後で湯冷めをしてもいけないので、これはもう少し暖かい季節に挑戦したいと思いました。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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