今日は七夕。
今さら新暦の7月7日に星まつりの七夕をバカ正直に行う愚を説明するまでも
ないですが、案の定今年も星は見られそうにないです。
そうは言っても牽牛・織女のお話は日本人ならだれでもが知っているお話です
から、今日は素直に七夕ネタで行きたいと思います。
七夕といえば牽牛=彦星=わし座のアルタイルと、織女=織姫星=こと座の
ベガという二つの星が主役です。
二人の間は通常天の川が隔てているという設定ですので、二つの星の間も
実際に天の川が流れています。
スタパでは夏の間、月の無い晴れた夜にはわりとコンスタントに天の川が見える
のですが、天の川を見たことがない都会からのお客様が多いので、実際に彦星
・織姫の間に天の川が見えるだけでも感動されます。
小学校の授業ではこの二つの星と天の川の中にあるはくちょう座のデネブを
加えて「夏の大三角」として、その見え方や日周運動の観察をすることを取り
上げることが多いようです。
三角なんてどうにでも作れるのだから、わざわざ3つセットにすることもない
のではという向きもあるのですが、夏の大三角を見たいという需要もあるので
経営上はセットでお話しするというのが一般的です。
でも、天の川が肉眼で見えるような日は、七夕星を見るよりもぜひとも双眼鏡で
天の川を見ていただくのが一番だと思っています。(ここのところシリーズで
書いている「双眼鏡で星空を楽しむ」でも詳しく解説中ですが・・・)
そんな思いもあって、スタパの客室には部屋ごとに50mm10倍の双眼鏡が置いて
あります。(安物ですが、部屋に備え付けの双眼鏡がある宿泊施設も珍しいと
思うのですけどねェ・・)
そんなわけでスタパに泊まられたときに天の川が見えたら、ぜひ双眼鏡で
天の川クルーズをして頂ければと思います。
さて日本では大三角が有名なのですが、双眼鏡で星見の先進国であるアメリカ
では双眼鏡向けの「小三角」もわりと有名なようです。
具体的にはこと座のベガ周辺の丸で囲んだあたり・・
こと座のベガ・ε(イプシロン)・ζ(ゼータ)の三つで作られる三角が
「小三角」です。
ベガはもう説明はいらないでしょうが、全天で5番目に明るい恒星で、
望遠鏡でキラキラ輝くのを眺めるのも楽しいです。
εは双眼鏡で見るとほぼ等光、等色の二重星ですが、これを100倍くらいの
望遠鏡で見ると、それぞれがまた二組の二重星になるダブルダブルと呼ばれる
星です。
ζは双眼鏡ではちょっと厳しいですが4~50倍の望遠鏡で容易に分離して
見える二重星です。
双眼鏡がないと少し見付けにくい三角ですが、それぞれの星が個性豊かです。
夏の大三角を見付けたら、ぜひ夏の小三角も見付けてみて下さい。


