今日は朝からドン曇り・・・(夜には快晴になりましたが・・)
それでも(本当にしつこいですが)スタパ周辺の紅葉はきれいで、
何だかいつもよりたくさん人がいて、カメラを持っている人も多いです。
空から紅葉狩りをしている人もいました・・・
さて「双眼鏡で星空・・」シリーズ、昨日に続きカシオペア周辺です。
先日このブログのコメント欄でも少し話題になっていましたが、カシオペア座
の「W」の形というのは肉眼ではわかりやすいのですが、双眼鏡や望遠鏡の
ファインダーなどでは意外にわかりづらく、写真になったときも判りづらい
という不思議な性質(?)があります。
これは「W」を形作る5つの星以外にわりと明るさの近い星がそのまわりに
散在しているからだと思います。
ということは双眼鏡で見た時にはお気に入りの星列を作りやすいと考えることも
できます。
そんな観点で既成概念にとらわれずに自由に星空散歩が楽しむのが一番だと
思います。
さて今日紹介するのはカシオペア座δ星をベースにしたツリー星列です。
δ星の南側(カシオペアが南中している頃には上になります)にわりと左右対称に
近い形でクリスマスツリーのような形に星が並んでいます。
星列として充分に楽しめるものだと思います。
このツリーがちょっと豪華なのは、一番下の左右の枝先にそれぞれNGC457と
NCG663という散開星団がぶら下がっているところです。
双眼鏡ですとNGC457ほうは明るい星が目立ってあまり星団らしく見えませんが、
NGC663のほうは少しざらついた感じの星雲状に見えます。
でもNGC457は最近ちょっと流行の星団で、望遠鏡で見るとE.T.(映画の宇宙人)が
バンザイをしているように見えることがあるので人気があります。
NGC663のほうはあまり人気がありませんが15cm以上の望遠鏡で見ると結構
見ごたえがあって楽しめる散開星団です。