お題とは裏腹に、今日は天気が下り坂・・・
それでも空気は澄んでいて、南アルプスの稜線がクッキリ見えていました。
さて、お客様から頂く質問で一番多いのが「星を見るのはいつが一番良いですか」
とか「いつが一番きれいに見えますか」という星見のシーズンに関することです。
このての質問に関しては迷うことなく「冬です」とお答えしています。
これにはいくつかの理由があるので今日は少し詳しくお話したいと思います。
写真は秋の星座、今日のお題とはあまり関係ないです・・・m(_ _)m
まず冬は空気がきれいです。
冷たい北風が吹くからだと思う方が多いのですが、それだけではありません。
冬はだだでさえも湿度が低いうえに、気温が低いので空気中の絶対的な水蒸気の
量が夏よりも圧倒的に少なくなるため、空気の透明度が高くなります。
次に冬は夜が長くて、深いです。
夏より冬のほうが夜が長いことはだれでも知っていることだと思います。
夜が長ければそれだけ長く星を見ることができますので、それだけでもきれいな
星空に出会えるチャンスが多くなります。
また日本より高緯度の地域ですと、夏は深夜でも夕方のように空がうっすら
明るい状態のまま朝になってしまうことがあるのですが、日本でも夏には太陽が
それほど深く沈まないので、何となく白けた感じの夜空になっている時間が
長いです。
冬はこの逆で、太陽が深く沈むので黒く締まった星空になります。
三番目の理由として、冬は晴天率が圧倒的に高いです。
スタパでは12月~2月上旬までの晴天率は80%を越えます。
ただ星がきれいに見えるだけでなく、見えるチャンスがとても多いというのが
冬がお奨めの理由です。
ときどき「寒いのは苦手」とか「雪道は恐いので」と敬遠される方が
いらっしゃるのですが、個人的にはとても「もったいないなぁ~」と思います。
まあ人それぞれ考え方の違いがあるので難しいですが、寒さや雪道を恐れて
いたら、本当にきれいな星空に出会える確率は大幅に下がってしまうので
そんなこと言っていたら一生見えないかも・・・と思えるからです。
そんなわけで、星見のベストシーズンが到来というわけです。
寒さに負けず美しい星空を眺めていただきたいものです。
おっしゃる通りだと私も思います。星見のシーズンは11月から2月(3月初め)と言ってもいいように感じます。まず、春は黄砂や中国大陸からの飛散物で壊滅的。梅雨は論外。夏は日没が遅く、ここ数年の猛暑で夜半過ぎまで熱放射の影響で曇りがち。猛暑の影響は少なくとも10月末頃まであるので、私感では11月後半ぐらいからやっと星見のシーズンかなと思います。気軽な機材で、防寒もしっかりして、あまり欲張らず、でもがんばって行く。すると、素敵なご褒美がもらえるように私も思います。
アルビレオさま
ありがとうございます。
「ご褒美をもらう」という感覚はとてもしっくりしますね。
頑張った人にだけ・・・っていう感じがいいです。
寒さにめげずご褒美を沢山もらえるように頑張りたいものです。