昨日一日天気が悪くて目を離している隙に、スタパの周辺の黄葉が一気に進み
ました。
高原大橋はもちろん、スタパ前の畑の向こうのカラマツもすっかり黄葉しています。
今まさに黄葉の見ごろです。
さて本当にずいぶん間が空いてしまいましたが、久々に「秋の星座」シリーズです。
早くしないと本当に12月に入る前に終わらなくなりそうです。
みなみのうお座は1等星のフォーマルハウト以外に目立った星がないですが、
みなみのうお座だけでなくこの周辺には明るい星がとても少ないです。
(秋の星座の中で唯一の1等星です。)
強いていえば左側30度くらいのところにくじら座の2等星のデネブカイトスが
あるくらいです。
星の少ない風情はもの悲しい秋の雰囲気をいっそう演出しているようで、
フォーマルハウトのことを「秋のひとつ星」とか「南のひとつ星」と呼ぶことも
あります。
みなみのうお座は古くからある星座なのですがこれといった神話がありません。
どうもメソポタミア文明の頃の雨期にちなんだ水がらみの星座(みずがめ、
うお、くじら、やぎ座の下半身)と並べた員数合わせのような感じもします。
また、望遠鏡で見て面白い天体があるわけでもなく、今ひとつ面白みに欠ける
星座です。
ただフォーマルハウトに限っては上記のように注目を浴びやすい星ですし、
最近はフォーマルハウトに惑星が発見されたとか、星の回りに大きな
リングがあるとか、天文学的には話題が多い星です。
25光年かなたの星の惑星に思いを馳せながら南のひとつ星を眺めるのも
なかなかおつなものです・・・・