国際光器 PHOTON ED アイピースを使ってみる

先日購入して、今のところお気に入りのケンコーSE120ですが、口径比がF5と
屈折望遠鏡としてはかなり小さいので高倍率を出そうと思うと必然的に焦点距離の
短い接眼レンズが必要になります。

私自身はもともと惑星屋のため、これまで長焦点の対物と赤道儀を好んで
使用してきています。

このため高倍率用の接眼レンズといってもそれほど短焦点でなくても良く、
見かけ視界もそれほど広い必要がないため、オルソ(アッベ式)かプルーセルが
あれば充分だったのです。

しかし最近は眼鏡(老眼鏡!)を掛けている時間が長くなっているので、アイ
レリーフ長い接眼レンズが必要ですし、経緯台でSE120を使おうと思えば
追尾や導入の手間を軽減しようと思うと見かけ視界の大きな接眼レンズが
必要になります。

つまりSE120を快適に使うためにいくつか接眼レンズを買い足さなければ
いけないという(都合の良い)結論になったわけです。(^^;)

具体的な要件として

・口径比F5に対応していること
・アイレリーフが15mm程度確保されていること
・見かけ視界が60°以上あること
・安価であること
・シリ-ズとして25~5mm前後のバリエーションがあること
・もちろん良く見えるのが重要

などが満たされている接眼レンズが必要と考えました。

高価で高性能の接眼レンズいろいろ選択肢があるのですが、使う鏡筒(SE120)は
26000円ですので2~3本買ってもこの値段を超えないような値段の接眼レンズ
したいところです。

いろいろ調べた結果、国際光器さんで扱っているPHOTON ED(ホォトン イーディ)
アイピースが上記の条件を全て満足していますし、ネット上の評価もまあまあ
良い感じでしたので購入してみました。

 

シリーズでは25,18,15,12,8,5mmの6種類の焦点距離が用意されていますが、
今回購入したのは15,8,5mmの3本です。

今回は高倍率用がメインで低倍率用については手持ちのものがありますので
それで代用します。

25mmについては笠井トレーディング扱いのWV-24mm(見かけ視界68°)を、さらに
低倍率についてはウイリアムオプティクス製の2インチアイピースSWAN33mm
(見かけ視界72°)を使うことにします。

SE120の焦点距離は600mmですので倍率、実視界、瞳径は次のようになります。

33mm → 18倍 4.0° 6.6mm
24mm → 25倍 2.7° 4.8mm
15mm → 40倍 1.5° 3.0mm
8mm  → 75倍 0.8° 1.6mm
5mm  →120倍 0.5° 1.0mm

となり、ほぼSE120の有効最低倍率(17.1倍)から有効最大倍率(120倍)までを
カバーできることになります。

もう少し高倍率を出したいところですが、SE120は高倍率を楽しむ望遠鏡では
ないと割り切ることにしました。

続く・・

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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