6)さらに快適に見るために
双眼鏡を一脚に載せ、リクライニングチェアにふんぞり返って星を見ていると、さらに水平方向にも回転できる機構が欲しくなります。
回転式の中華テーブルのような台の上にイスを載せて回転できればさらに快適に双眼鏡での星見が可能になります。
回転式のテーブルを作るための部品はホームセンターなどでも入手可能ですが、私は手元にドブソニアン式架台用のスラストベアリングがあったのでこれを利用して回転テーブルを作りました。
塗装ベニア900角を2枚用意し、基台側は四隅を落とし8角形にします。
基台の裏には回転軸となるボルトの頭分を浮かせるための足、兼、補強の板を取り付けます。
回転台側には補強とイスの位置決め用の垂木を着け
スラストベアリングを挟み込み
組み立てて完成
イスを載せて快適に星見が出来るようになります。
さらに快適な双眼鏡での星見をするなら、こんな装置を作ってしまうという手もあります。
これですと双眼鏡から手を離しても星を見続けることができます。
スタパのゲストの中村様という方が作られている、双眼鏡用チェアです。
フレーム部分はホームセンターで入手可能な「イレクター」という塩ビ被覆鋼管を使用して組上げています。
そこまでやるかという感じもしますが、これらの装置を使うと時間を忘れて双眼鏡での星見を楽しめます。
でも、かなりの重装備となり双眼鏡本来の機動性も損なわれてしまい、望遠鏡を用意するのと大差のない物です。
双眼鏡での星見の究極形としてご参考まで。