対決!スズメ蜂

例年のことなのですが、この時期スズメ蜂の営巣が盛んです。
また卵が孵化しだす時期なのでスズメ蜂が最も攻撃的な時期だといわれています。
先日、マルス(犬)の散歩に出ようとしたとき、マルスが猫を見つけたらしく天文台脇の茂みに飛び込んでいったと思ったら「キャイン、キャイ~ン!」といいながら慌てて飛び出して来ました。

 良く見ると周りに大きな蜂がブンブン飛んでいて、知らないうちに出来た蜂の巣に突っ込んでしまったようでした。
その場は慌てて逃げて、(マルスが)2箇所ぐらい刺されただけですんだのですが、あとで良く見ると天文台の入口から2mと離れていないところに、何とバレーボール大のコガタスズメ蜂の巣が出来ていました。
ご存知かどうかスズメ蜂というとやたらに恐ろしい害虫のように思われがちですが、肉食の彼らは農作物や草木を食べる害虫を猛烈な食欲で食べてくれる最強の益虫だと言われています。
彼らが攻撃されたと誤解をしないようにそっとしておけば、決して彼らから攻撃してくることは無いのですが、巣から3m以内は彼らが制空権を主張する範囲内で、天文台の出入りに危険を伴う可能性がかなり高いので、やむなく駆除することにしました。

 蜂用の強力殺虫剤を5mまで伸ばせる高窓清掃用の棒の先にガムテープでくくりつけ、ヒモを引くと噴射が出来るようにして、離れたところから殺虫剤を吹き付けます。
たくさんの蜂が飛び出してきますので、吹き付けてはダッシュで逃げ、吹き付けてはダッシュで逃げの繰り返し・・・

 スズメ蜂の巣は非常に強固で外から殺虫剤を吹き付けたくらいでは中の女王蜂を退治できないと言われていますので、飛び出してくる蜂が少なくなってきたところで、殺虫剤を吹きつけながら棒で巣を壊して中まで殺虫剤を吹き付けました。

巣を壊して殺虫剤を吹き付けるというのが効いたようで、翌日以降も完全にスズメ蜂の姿はなくなりました。少しかわいそうで後ろめたい気もするのですが、刺されたのがお客様でなくてマルスだけですんだのも不幸中の幸いだったと思っています。

 今度巣を作るときはお願いだからもっと離れたところに作って欲しいものです。

今回はことも無く駆除に成功しましたが、スズメ蜂の駆除は専門家にお願いするのが基本のようです。時には命を落とすこともあるそうなので決して安易にまねをしないでくださいね。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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