梅雨時ですが今日も雲が多いものの天気が持ちこたえてくれました。
おかげで外回りの塗装作業をほぼ終えることができました。
雲は多かったのですが、それでも木陰は心地いい・・・
さて夏の星座シリーズ「いて座」の続きです。
いて座の南斗六星のあたりは銀河系の中心方向ということもあって
星の数がものすごく多いですし、たくさんの星雲星団が密集しています。
空の条件の良い時にこのあたりを双眼鏡で眺めると、次々に恒星とは
見え方の違う小さな光の塊を見つけることができます。
機会を見つけて是非ご覧頂きたい星空の名所だと思います。
望遠鏡で見ても見応えのあるメシエ天体がたくさんありますので
いくつか紹介しておきます。
まずは球状星団M22。
球状星団の横綱といわれるヘルクレス座のM13に負けないくらい
見応えがあります。
次は干潟星雲M8。
望遠鏡で見ると星雲よりも散開星団のほうが目につきますが、淡い
ベールに包まれた赤ちゃん星達です。
お次は三裂星雲M20。
三つに割れたように暗黒星雲が重なった星雲で、パンジーのようにも
見えます。
条件の良い時には隣の青白い星雲も(色は見えませんが)見えてきます。
最後はオメガ星雲M17。
ギリシア文字のΩの形に見えるということでその名がついていますが、
私にはΩに見えたことはありません。
どう見ても水面を泳ぐ白鳥に見えるのですが・・・
いて座の星雲星団は南に低いので、見られる時間帯が限られるのと、
透明度の影響を受けやすいのできれいに見えたらとてもラッキーです。
夏の星座シリーズは(2年がかりでしたが)以上で完了です。
きれいな星空に出会えたらぜひ星座を探してみて下さい。