セレストロンC5(CELESTRON C5)がやって来た-その2-

夏休み最終日で日曜日。

140831hasi

今日もスタパ周辺は人が出ています。

昼間は青空がのぞいて、なかなかの観光日和。

でもどうしてか夜は曇る・・・・

さて原村の星まつりでスタパにやって来た新しい望遠鏡、セレストロン社の
口径127mmシュミットカセグレイン「C5」ですが、なかなか天候に
恵まれず充分に使えていないのですが、先日少しだけ星を見る機会が
ありましたので少しだけレビューを・・・。

光軸がちゃんと合っていなかったので、そこそこ追い込んでから
見ると、うーむ・・・なかなかよく見えるじゃないか! といった
感じでした。

250倍でこと座ε(ダブルダブル)を見ると、あっさり分離して見えました。

まあこと座εは6cmのラプトルでも見えるのでそれほど威張れること
ではないのですが、その倍率でもまだ像が破綻している感じではな
かったので、このクラスのシュミカセとして妥当な見え味かな・・・・
と思います。

50倍で月を見ると、(反射系なので当たり前ですが)色収差がまるで
感じられず、また筒内気流もあまり感じられす、しっとり落ち着いた
感じに見えました。

個人的にはかなり「ムフフッ・・・」とにんまり出来る見え味でした。

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さてこの「C5」どこからどう見てもシュミットカセグレイン式の天体
望遠鏡なのですが、スポッティングスコープというラインナップで
売られています。

地上用ということで、接眼部には45度正立プリズムが附属しています。

ただこの正立プリズム、あまり出来が良くなくて、附属の接眼レンズ
(プル-セル25mm)で50倍で見る分にはそれほどアラが目立たないの
ですが、それ以上の倍率では像がボケてあまり使いたくない代物でした。

天体用に高倍率を使うなら、別の天頂ミラーなどを用意する必要が
あります。

使いだしてしばらくして気づいたのですが、附属するファインダー
(6倍30mm)は、正立タイプのものでした。

スポッティングスコープとして地上用に使うことを想定して正立
タイプにしているのでしょう。

なかなか見え味も良く使いやすいものです。

なのでスタパでも星だけでなく地上用としての使い道もあるかなぁ・・
などと考えています。   (続く)

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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