クローズアップレンズから完全無改造でレデューサーを作る その5

今日も曇りで午後は少し雨が降る天候でしたが、なんと22時過ぎには快晴に!!

GWの初日、幸先の良いダブルヘッダーとなりました

さてクローズアップレンズを無改造でレデューサーにに組み上げたのですが、奇しくも性能が純正のF0.63レデューサーに近いものとなりました

そこで今回はサイドバイサイドで詳しい性能比較みました

まずは純正レデューサー、M57を撮影します

次にクローズアップレンズレデューサー

わずかにクローズアップレンズレデューサーのほうが焦点距離が短いのと、周辺像が気持ち改善されている感じはありますが、いずれも劇的というほどではありませんでした

次に輝星によるフレアの出方などを比較するためベガを中央付近に導入して比較しました

まずは純正

見事にシャボン玉のように大きなフレアが出ました

次にクローズアップレンズレデューサー

サイズはほんの少し小さいですが同様のフレアが出ます

このフレア、輝星を端にずらしたときには・・

視野端でもあまり変わりがありません

ちなみにクローズアップレンズと撮像面の距離を少し短くして屈折系の鏡筒でも使えるときの使用に変えたらどうかを試してみました

フレアの大きさは少し小さくなりましたが傾向は変わらないですが、なぜかドーナツ状の高次反射像が見えだしています

いずれにしても超お手軽に作り上げたクローズアップレンズレデューサーが既に入手が難しくなっている純正と同等の性能であることが分かり、写野の中心付近に輝星があるときは(いずれも)要注意であることが分かりました

レデューサーの組合せの順番を変えるとか間隔を変えるなどして改善が図れるのか、今後の課題ですね

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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