今日は雨のち晴れの天気でした。
午前中は激しく雨が降っていたのですが、午後には上がり、夕方には
ご覧のような(週末にふさわしい)良い天気になってくれました。
夕方には上弦の月がきれいに輝きました。
さて今日は久々に月面Xが見られました。
月面Xというのは、ちょうど月が上弦(半月)の頃に光線の加減で
二つの近接するクレーターが部分的に光って「X」の文字が浮かび
上がって見える現象です。
だだ光の加減がとても微妙で、Xが浮き出て見えるのは一朔望月
(約29.5日)のうち数時間しか見えません。
17時10分に撮影した上の写真にはまだ写っていませんが、この後
だんだん見えるようになります。
そんなわけで今日は時間を追うごとに見え方がどのように変わるか
観察することにしました。
シーイングが大きく変化するので見苦しいですが、それでもXの
見え方が変化して行くのが分かると思います。
(週末の仕事をしながらなので時刻にムラがありますが・・・)
今日に限って考えると、概ね18時~21時くらいまでの3時間ほどが
Xの見頃だったようです。
一朔望月のうちの3時間で、それが夜でないと見えづらいですし、
天候がよくなければならないので、見ることができるのはわりと
レアことだと言うことが分かります。
ところで今日の上弦の月は、今年一番おおきな上弦の月でした。
(=近地点に近いところで上弦になったという意味です。厳密には
今朔望月の近地点通過は28時08:12でした。)
ちなみに今年一番小さかった4月7日の上弦の月と並べてみると・・・
大きさがかなり違うのと、月の首振り(秤動)によってクレーター
などの位置関係が驚くほど違うのが分かると思います。
月は眺めていると本当に楽しいです。