今朝は昨日の夜の天候からすると予想外の良い天気。
薄雲はあるものの青空が広がっていました。(さすがに夜は雨に
なってしまいましたが…)
さて、ここのところお気に入りのカメラE-M10は星景写真もそこそこ
撮れてしまうので「どうせ撮るなら赤道儀に載せたい!」と思うように
なりました。
10秒とか20秒の比較的短い露光時間でも赤道儀で星を追尾した
ほうが星がシャープに写りますし、より暗い星まで写すことが
できるからです。
従来は赤道儀といえば望遠鏡を載せるための、やたらにしっかりした
重いものしかなかったのですが、最近は写真用赤道儀として小型の
ものがいろいろ販売されるようになりました。
その代表的なものとしてビクセンのポラリエがあります。
スタパにもすでにポラリエはあるのですが、小型なE-M10と組み合わ
せると、もっと小型な赤道儀のほうが良いかな・・・という気が
してしまったので、このての製品の中で一番小型なサイトロン社の
ナノ・トラッカーを購入してみました。
写真左がビクセン ポラリエ、カメラの載った右がナノ・トラッカーです。
ナノ・トラッカーはミラーレスのカメラやコンデジにベストマッチ
といった感じですね。
ナノ・トラッカーはボーグ製のアングルプレートを介して三脚に
取り付けています。
アングルプレートがあると雲台を省けるので安定度が高まりますし、
重心が三脚の中心に近くなってバランスも良いです。
極軸がほぼ35度に傾いているのでセッティングもとてもしやすい
ので、おすすめのオプションです。
ポラリエがオールインワンの一体型のなっているのと比べると
ナノ・トラッカーはコントローラ+と電池ボックスが別ピースに
なっていますので、トータルの大きさとしてはそれほど大きく
違わないです。
外部電源(モバイルバッテリー)が使えること、精度や剛性が高いこと、
拡張性が高いことなどを考えるとポラリエが有利です。
それでも少しでも荷物を少なくしたいときにはナノ・トラッカーが
有利ですし、アングルプレートとセットで購入してもポラリエよりも
ずっと財布にやさしいのがありがたいです。
というわけで作例を、
一昨日アップした魚眼レンズの写真と同時期に撮影した写真。
上の写真は30秒露光ですが魚眼レンズレベルの超広角ですと、数分
露光しても星が点になりそうな感じです。
次に標準レンズ(25mm)の作例。
こちらも30秒露光ですが、こ画像はほとんど点に写っています。
ただしほかの画像で30秒でも少し星が流れて写っているコマも
あったので、バグフィックスをしてゆかないとだめかもしれません。
まあ広角レンズでお気楽撮影にはとても良い組み合わせだと思い
ます。