昨晩から下り坂の天候で、またもや少しですが積雪がありました。
雪の中でも野生動物たちは元気です。
(というより元気でなければ厳しい自然の中で生きて行けないのでしょうが)
午後には天候は回復方向。
深夜にはすっかり晴れ渡って、満月を過ぎたばかりの月が雪野原を
明るく照らしていました。
さて昨日紹介したヤフオクで入手したビクセンのニューシリウス50L。
程度はかなり良い方だと思ったのですが、よくよく見ると光軸が
少し狂っているとか、迷光処理が今一つだとか、まあ初心者向けに
めいっぱいコストダウンをしている(悪く言うと手抜きをしている)
部分が散見されます。
接眼部が24.5mmサイズなのもいろいろ応用が利かないし、とりあえず
手持ちの31.7mmサイズの接眼部に換装することも考え、バラして見ま
した。
写真は接眼部と対物レンズをセルごと外した状態です。
(換装用の31.7mm接眼部も右上に並べてあります。)
開けてビックリなのは、鏡筒の中が真っ白。
対物レンズ近くは黒いコーン形の遮光筒が入っているのと、遮光環が
1枚別にあるのでほとんどの迷光がカットされるようになっていて
ある意味とても合理的な設計といえなくもありません。
それでもマニアックな視点では筒の中が黒くないというのは、とても
気持ちが悪いです。
接眼部を31.7mmに太くするとその分迷光も生じやすくなり、より
しっかりした迷光対策が必要ですので大幅に手を入れることにしま
した。
久々に少しいじり甲斐のある望遠鏡です。
(よい子は真似をしてはいけません、あくまでも自己責任です。)