今日も良い天気。
雪をまぶした八ヶ岳がクッキリと見えていました。
さてクリスマスの今夜は満月が煌々と山野を照らし出しています。
一部でクリスマスの夜に満月になるのは38年ぶりのことで、とても
珍しいことだと(またもや)あおっている方がいるようです。
でも調べてみたら前回日本で12月25日に満月になったのは1996年
のことで19年前でした。
どうやら時差の関係で欧米では38年ぶりだけど日本では19年ぶり
ということのようです。
まあ確率的にはある日付(例えば25日なら25日では)約30分の1の
確率で満月が訪れるので、19年ぶりとか38年ぶりというのはそれほど
珍しいこととは(天文学的には)言えませんね。
生きているうちに何回かと考えればかなり珍しいかも知れませんが・・・
もしもこれにスーパームーン(月の一公転の中で月が一番大きく見える日に
満月が重なる日の月をスーパームーンと最近呼ぶようになっています。)が
重なるようだと確率はさらに12分の1になり360年に一度となるので、
かなり珍しくて騒いでもいいかなという気がします。
で、少し調べてみたら、なんと次に12月25日に満月となる2034年は
ほぼスーパームーンとなります。
(厳密にはその前月の11/26のほうが0.6%近いのですが、まあほぼ
スーパームーンということで・・・)
2034年はお祭り騒ぎになるかなぁ・・・・
と言うことで今夜の月。
満月の瞬間(20h11m)の撮影です。
普通ですと月の東西(左右)いずれかにクレーターが:並ぶのですが
写真では北(上)側にクレーターが見えています。
太陽-地球を結んだ直線上より少しだけ南側を通過しているという
ことが分かります。
完全に直線上にいるときの満月では月食になってしまうので、普通の
(月食以外の)満月ではこのように月の上(北)側か下(南)側にクレーターが
少しだけ見えることが多いのです。