大泉民話巡り -その7-

1月に入って昨日まで完全に星が見えない日はなかったのですが、昨日・今日と完全に曇天、雨、雪とどうしようもない天候です。「晴れなかったら半額フェアー」が始まっているので、少し気がもめます。
さて、今日の民話巡りは「鳥の小池」です。

鳥の小池
 大泉村は谷戸字鳥の池の北に古くから池があった。ある冬の寒い日のこと、氷に閉ざされた池にどこからともなく、羽の美しい鳥が舞い降りた。村人達は、それを捕えた。その鳥は「命ばかりはお助け下さい」と哀願したが、村人達はその鳥を殺してしまい、煮て食うということに話を決めた。
ところが、急に池の面から白い煙が立ち上がったかと思うと居合わせた人々はにわかに眠くなった。そうして全部の人が不思議にも夢をみた。それは「この池はいつともなく、なくなるであろう。古くからある井戸はよいが、新しく井戸を掘っても水は出ない。それでもなお、井戸を掘ると、その家は火事になってしまうぞ。」と、一同は夢からさめ恐怖の眼を見合わせた。
注意して見るとその鳥は妊娠していた。村人達はその鳥のなきがらを丁重に葬った。その後、村はだんだん繁昌していった。新しい家を建て、新しく井戸を掘るものもあったが、別にさしさわりはなかったということである。

この民話はどうも不思議な感じがします。なんといっても鳥が「妊娠」していたというところが変です。鳥って「妊娠」するんでしたっけ・・・?
さらにおかしいことが現地にあります。民話の解説をする看板が2つあるのです。村人達が夢を見て、丁重に葬るところまでは同じなのですが、古くからあるほうの看板は「その後井戸を掘っても水は出ず、井戸があるのは古くからの家だけである。」と書いてあります。
どうも民話や伝説と言った類いの話というのは、それを伝える人の都合の良いように変えられたり、妙に美化されたりすることが多いのではないかという気がしてきます。
殺されたのは本当に鳥だったのか? 村人達が傷つかぬよう鳥ということにしたのではなどと考えると、ちょっとしたミステリー気分が味わえます。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 観光案内 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください