今日も昼間はスッキリしない天気
でも夜は意外に良く星の見える天気になってくれました。
ここのところ夜になって晴れるという良いパターンが多くなっています。
さてこの時期、冬の星座は西の空に傾いていますが、春の星座達が元気よく空高く昇っています。
春の星座の中で知名度が高いのはなんと言っても北斗七星です。
北斗七星は日本や中国で使われる星の並びで、「星座」という括りではおおぐま座の一部分になります。
北斗七星だけでもかなり大きいのですが、おおぐま座はそれが一部分になっているのでいかに大きな星座なのかが分かると思います。
でも北斗七星以外の星は暗いので都会で「おおぐま」を捕まえるのは難しいです。
また北斗七星が真上に来る頃にはおおぐま座は西に傾きだしているといった感じになるので、「おおぐま」全体を捉えようと思うと、今の時期くらいがベストだと思います。
ところで「おおぐま座」と「こぐま座」はセットで考えられることが多いのでこぐま座も春の星座だと思っている方が多いのですが、上の写真で分かるように、この時期こぐまの小北斗はまだ真横を向いています。
尻尾の先の星が北極星で、この北極星をほぼ中心に星達が回っていることを考えると小北斗が真上に向かって立った状態がこぐま座の南中(=一番の見頃)になります。
20時から21時くらいにその状態になるのは6~7月のことなので、こぐま座は厳密には夏の星座ということになります。
こぐま座全体が周極星(日本付近では一年中沈むことが無い)なので、あまり杓子定規なことを言っても始まらないのですがね・・・・