今日の朝は曇り空でしたが、午後からは雲が切れて久々に富士山がクッキリ見えました。
真冬のような冷たい北風が吹くので夜は晴れると期待をしていたら、雪が降って一時は車などが白くなるほどでした。
でも23時くらいには雪が上がりほぼ快晴に。
久々に真冬の寒さが味わえました。
さて「双眼鏡で星空観察会」をプロモートシリーズが続きます。
4.「双眼鏡で星空観察会」に必要なもの
4-3. 参照用の機材
1)観察エリア参照用機材
参加者に見てもらおうとするエリアを示すのに言葉で「あの星のすぐ下を見て下さい」というような説明をしても、肉眼で星座解説をするときのようにはなかなか伝わりません。
このような見るエリアの説明をするのに便利なのがこちら。
タブレット式PCを三脚に載せて、プラネタリウムアプリを表示させて、見る方向にかざすように向けます。
こうすると実際の星空と見比べながら、見るエリアの見当が付きやすくなります。
スマホでも代用できないこともないですが、わりと高めのところに見上げるように設置(固定)することを考えると画面が大きめの方がベターです。(写真は10インチのANDROIDタブレットです。)
2)観察対象参照用機材
つぎに観察対象が視野内に導入ができたとしても、どんなふうに見えているのが正解なのかを参加者が判断することが難しいこともあります。
もちろん参照用に双眼鏡を三脚に固定したものを準備すればよいのですが・・・・。
普通に三脚に付けたのでは天頂付近(実際は60°以上)の高い所は見ることが出来ません。
写真のように双眼鏡をオフセットさせて取り付ければ天頂付近まで観察は可能ですが、天頂方向を見るのが辛いばかりでなく、とても不安定になります。
何人かで交替で見るとなると相当剛性の高い大型三脚でないと、グラグラしたり、方向が簡単にズレてしまいがちです。
見る方向や個々の身長によって高さ調整が必要ですし、個々に各種の調整をしながらとなれば、とても効率が悪くとても現実的ではなくなります。
これらの問題点を打開するためスタパでの観察会は下のような正立式の望遠鏡を準備することにしました。
口径50mm、焦点距離330mmの天体望遠鏡に正立式の45°プリズムを介して焦点距離40mmの接眼レンズを組合わせています。
双眼鏡並みの8.25倍という倍率と実視界を得ることができ、天頂付近でも比較的楽な姿勢で対象を見ることが出来ますし、高さの調整も双眼鏡よりかなりラフですみます。
単眼仕様なので眼幅や視度調整が不要なので効率よく見え方を確認してもらうことができます。